音楽を生み出し、効果的に表現すること。2016年3月26日

作曲家・佐藤直紀さんをご存知でしょうか?
映画『 ALWAYS 三丁目の夕日』や『永遠の0』などの音楽を担当しておられます。
せせらぎで演奏したことがあるものとしては、NHK 大河ドラマ『龍馬伝』のテーマ音楽があります。

私として最も印象に残っているのは、キムタク主演の TBS ドラマ『 GOOD LUCK!!』の音楽。
その中でも、旅客機が飛び立つシーンを描いたと思われる『 Departure 』という曲が忘れられない。
せせらぎでも演奏したことがある『 Departure 』、ジェット機の効果音なんかも入れたかったものです。
(もしかしたら、入れたかも知れません。私は覚えてないのだけれど … )

『 GOOD LUCK!!』が放送されたのが2003年。
それ以来、「音楽 佐藤直紀」とクレジットされると、その音楽を食い入るように聴くようになりました。
映画やドラマそっちのけで、音楽にばかり注目したかも知れません。

先日、NHK の番組『プロフェッショナル仕事の流儀』で、その仕事ぶりが紹介されていました。

私は、佐藤直紀さんは天才だから、
いろんなメロディやアイディアが溢れるように出てくるものとばかり思っていたのです。
が、実際は違いました。
映画やドラマの製作者から渡されたデモ映像を何度も何度も、
時には50回も100回も食い入るように観ながら、
何度も何度も試行錯誤を重ね楽曲を生み出していくのだそうです。

文字通り「生みの苦しみ」が来る日も来る日も続くのです。
さもありなん、と思えなくもないのですが、やはり想像を絶します。

※※※

『プロフェッショナル仕事の流儀』を観た次の日に、映画『リリーのすべて』を観ました。
トム・フーパー監督、エディ・レッドメイン主演。
この春の注目作の一つです。

それはそれは素晴らしい出来で、映画そのものを堪能しつくしました。

と同時に、『プロフェッショナル仕事の流儀』を観た翌日なので、
どうしても音楽に注目してしまいました。
一言でいうと、素晴らしい音楽でした。
そして、その使い方も超一流だと感じました。

担当はアレクサンドル・デスプラ。
トム・フーパー監督の『英国王のスピーチ』を担当していたそうだし、
その他の有名どこではブラピ主演の『ベンジャミン・バトン』や、
ベネディクト・カンバーバッチ(噛みそう!)主演の『イミテーション・ゲーム』の音楽も、この人。

私、どちらかというと、ジャンジャカ音楽が鳴りまくるより、
「ココっ!」ってとこで、ス~っと入ってくるように音楽を使う映画が好きです。
『リリーのすべて』が正にそう。
見事だと思いました。

ひたすら喋りまくったような気がする。2016年3月26日

3月25日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 4
アルト・サックス × 2
トランペット × 4
ホルン × 5
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 2
そして私の計27人で合奏を行いました。

メインの合奏曲目は『ミシェル・ルグランの世界』。

先週は仕事のため練習に参加できず、コンサートマスター U さんが代わりに指揮してくれました。
その時に採り上げてくれたのが『ミシェル・ルグランの世界』の後半。

ですのでこの日は、前半の、テンポの速い箇所を中心に据えました。

ジャズなんだけどもジャズっぽく吹かない。
「吹奏楽あるある」だと思うのですが、ジャズと言えばハネとけば OK 、みたいな感覚があるのでは?
私もそんな一人だったんですが、注意して聴いていると、そうとばかりは言えないようです。
ハネてないんだけれど、ハネてるように聴こえる、そんなノリでやるみたいです。

せっかくの合奏時間だから、出来るだけ多くの時間を楽器演奏に割くべきだと思うんですが、
この日はついつい喋ってしまいました。
時間がない!と焦りながら喋るもんだから、聞き辛い場面が多かったと思います。
誠に申し訳ございません。