ヨハン・ヨハンソンに捧ぐ2018年11月20日

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の本編が終わり、
エンド・クレジットが流れる前に、
「ヨハン・ヨハンソンに捧ぐ」というテロップが出ました。

とても衝撃的なシーンの多い映画でしたが、
私にとってはこのテロップが最大の衝撃でした。

ヨハン・ヨハンソン。
アイスランド人作曲家。
調べてみたら、
今年の2月に亡くなっていたのです。

ヨハン・ヨハンソンと言えば、
『プリズナーズ』『ボーダーライン』『メッセージ』といった、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作での音楽が印象的でした。

ミニマル・ミュージックと称されるその音楽は、
音の動きが極めて小さいにもかかわらず、
感情を腹の底から抉り出すような感覚がありました。

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の音楽を聴きながら、
当然、これはヨハン・ヨハンソンのものだと思っていました。

が、違ったのです。

あとでパンフレットを読んで、
ヨハン・ヨハンソンの弟子である、
ヒドゥル・グドナドッティルという人が担当したのだそうです。