再会2009年11月4日
私は長くつきあえる友達に恵まれました。
中学以来32年の友人、高校以来29年の友人も
せせらぎで音楽活動を続けています。
そんな中、せせらぎで知り合って25年の友人T君とは、
年賀状のやりとりをするくらいで、
ここ10年くらい会っていませんでした。
5年くらい前に、地下鉄の駅で偶然すれ違ったことがありましたが。
小学1年以来38年の友人でテューバ奏者だったM君(現在は退団)の紹介で、
バリトン・サックス奏者のT君がせせらぎにやってきました。
彼等は職場の同僚でした。
実家が綾部のため、T君は京都で一人暮らし。
よく、私の家に清酒「上善如水」を持って遊びにきました。
私はポテトチップスで歓待。二人でどんどん肥えていきました。
今でこそ楽器のソフトケースが発達していますが、
当時ハードケースしかなかったバリサクの運搬は大変で、
よく私のシルヴィアで運びました。
これがまたトランクにピタッとはまるのです。
なんだか専用車みたいな感じ。
よく徹マンもしました。
忘れられないのが、6巡目に私が3ピンを捨てた時のことです。
T君に「ロン!」を食らいました。
なんと四暗刻の単騎待ちでダブル役満。
あれは凄くショックでした。
そんなT君も仕事が忙しくなり、また結婚して家族もでき、
なかなか楽団の活動が続けられなくなり、遂には退団しました。
その際、バリサクを楽団に置いていってくれました。
以来、何人かのサックス奏者が交代でバリサクを使わせてもらってきました。
しかし、痛みが激しく、遂にオーバーホールの必要に迫られるようになりました。
今までT君の厚意で借りっ放しだったバリサクを、
この際、私のものとして買い取らせてもらうことはできないだろうか。
そのお願いをしに、11/1(日)、ホント久しぶりにT君と会いました。
髭を生やしたこととタバコをやめたこと以外、
何にも変わっていない昔のままのT君。
バリサクを買い取らせて欲しい旨申し出ると、
快く応じてくれました。
ただ、彼の中にも、いつかはプレーヤーとして復帰したいという思いがあったそうです。
現に中学1年の娘さんが吹奏楽部でトランペットを吹きはじめ、
自分もいつかはという気持ちがふつふつと沸き起こってきた、と。
でも、私が所有するということで、納得してくれました。
ちゃんと修理して、これかも大事に使わせてもらおうと思います。
ありがとう、竹やん!