コンデンス作業本格化2015年10月19日
合奏でも『序曲1812年』への取り組みが本格化していますが、私の日常でも、この曲のスコアとの格闘が本格化してきました。
本当は私のスコア・リーディングの方が先行しなければならないのですが、いつも後手に回ってしまい、申し訳なく思います。
非常に古いのですが、管弦楽(原曲)のポケット・スコアを持っています。
吹奏楽だと、旋律担当の楽器が急に伴奏に回ったり、逆に、伴奏を担当していた楽器が急に旋律になったりと、役割が入り交じっていて、楽譜情報を読み取るのに大変苦労します。
が、管弦楽スコアのおかげで大分助かってます。
管弦楽では、役割の入れ替わりがあまりなく、割とシンプルなのです。
吹奏楽スコアを睨み、管弦楽スコアを眺め、「ああ、そういうことか!」となって、自分の五線紙にまとめていく。
地味で時間がかかりますが、私にとって一番理解しやすい方法です。
困ったことに、吹奏楽スコアには、いろいろなミスが見つかり始めています。
編曲時のミスなのか、出版社のミスなのか、あるいはまた別の段階でなのか分かりません。
一番困るのは音程が間違っていること。
E♭アルト・クラリネットなのに、小節の半分だけ、なぜか「B♭」扱いで書かれていたり。
吹奏楽編曲の困難の最たるものが「移調楽器への対応」ですから、分からなくはありません。
だけど、ねぇ~