交通整理2015年10月24日

10月23日(金)の合奏は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 4
ソプラノ・サックス × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 3
ホルン × 5
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 1
テューバ × 1
パーカッション × 3
そして私の計28人が参加。

さらにクラリネットの見学の方お一人にも合奏に参加してもらいました。

『序曲1812年』を合奏していて、あまりに音が揃わなくて困っていました。
誰が何をやっているのか、全く分からないのです。

奏者が間違えているのか、楽譜が間違っているのか、まずはそこを洗い出さなくては先に進めないな、と思いました。

422小節ある『序曲1812年』のうち、第96小節から第165小節だけを抜き出して合奏しました。
焦って沢山の小節をやって事故りまくるより、全体の2割にも満たない小節数ではありますが、確実に安全運航して音を確かめるべきだと考えました。
この区間は、特に怪しい箇所でしたので。

私が読んでいるのはスコア(総譜)です。
全員の楽譜が書かれています。

各奏者が読んでいるのはパート譜。
自分のパートのみか、隣接のパートが併記されているかですが、基本的には自分のパートのみが書かれています。

コンピュータ浄書が当たり前となった現代では、スコアを完成させてからパート譜にバラすので、スコアとパート譜はリンクしている筈。
が、時にスコアとパート譜でズレてることがあって、現場の私たちは混乱させられるのです。。。

『序曲1812年』では、スコアが間違っている箇所を、昨日の合奏中、各奏者に確かめてもらったところ、パート譜も間違っていました。
ということは、スコアを点検し、間違いを指摘すれば、パート譜の間違いも修正できる筈。
私のストレスは少し減りました。
スコアの間違いを直しきれば、あとはプレイヤー諸氏の楽譜再現努力に委ねればよいので。

が、それは理想論。

記譜が修正でき、その通り演奏できるようになったとしても、奏者の微妙な音のズレまで治る訳ではありません。
昨日の合奏でも、今は目(耳?)を瞑るけれども … と思ったところがありましたな。

音色についても、しかり。
どんなにピッチがあっていても、音色が揃わなくてはまとまった響きとはならないものです。
特に音が堅いと混じり合わなくて苦労します。

リズムに関してはもっと分かりやすくて、余裕がなくて、走ってるところが何箇所も。
これは制御不能やな、と思ったので、途中で指揮棒を使うのをやめ、小・中学生の練習のように手拍子に切り替えました。

交通整理はまだまだ続きそうです。