レックス・ミッチェル2015年12月27日

とある休日、一日丸々家に籠って年賀状を書いていた時のこと。
久しぶりに吹奏楽の CD を何枚も聴きまくりました。

その中で特に印象深かったのが、レックス・ミッチェル作曲の『序奏とファンタジア』と『大草原の歌』。

『序奏とファンタジア』と出会ったのは大学1年生の時でした。
京都府立大学の吹奏楽部の定期演奏会にホルンのエキストラとして呼ばれた際の演目の一つです。

当時、京都府立大学にはホルン奏者が一人もいなくて、マメに練習に参加していた私がファースト・パートを受け持つことになったのです。
『序奏とファンタジア』のファースト・ホルンにはおいしい Solo もあり、得難い経験をさせていただきました。

が、それだけではなく、この曲全体が持つ不思議な雰囲気に惹きつけられました。

また、指揮をされた T 岡さん(現・プロのジャズ・トロンボーン奏者)の人間的な魅力が、この曲をさらに高みに持ち上げていたのです。

『大草原の歌』はなかなか演奏する機会に恵まれませんでした。
が、数年前にせせらぎで練習曲として取り組んだように思います。

技術的にはどうってことない、というのが正直な印象ですが、何だか惹きつけられるのです。

そう、ミッチェルの曲って、何だか、惹かれるのです。

有名なところでは『海の歌』があります。
初めて聴いたのは高校1年生の時、全国大会で。
演奏は東海大四高だったと思います。
ホルンの美しさが際立っていたと思います。

そう、ミッチェルの曲に惹きつけられるのには、私自身がホルン出身であることが大きいかも知れません。

高2の頃には『バンドの休日』という曲にも出会いました。
これは大阪音楽大学の吹奏楽研究会が演奏していたと記憶します。
確か指揮は高校のトランペットの先輩で、現・シオンの団長。
トランペットのハイ・ノートが冴えわたる曲だから、先輩の指導の賜物だったのかも。

高3のとき、私も高校の吹奏楽部で演奏しました。
卒業前、最後の定期演奏会でした。
私たちにとって伝説のプレイヤー、同期のH口くんのトランペットがなければ演奏は実現しなかったと思います。