映画『追憶の森』を観る2016年5月4日
隣に熟年のご夫妻が座っておられました。
終映後、エンド・クレジットの途中で席を立つ際、奥さんがボソッと一言、
「よ~分からへんかったわ~」
なるほど、そういう感想を持つ方もおられるでしょう。
確かに、「分かり」やすい映画ではありません。
が、「感じる」何かがあると思うのです。
霊的な感じ、私は好きです。
霊的な感じというと、『レヴェナント 蘇えりし者』でも感じました。
が、『追憶の森』の方がより一層、霊的だと思いました。
日本の、青木ヶ原の樹海が舞台だからかも知れません。
主演のマシュー・マコノヒーが実に深い演技をしておられます。
私がこれまでに観た映画のうち、
ベスト1か2にランク(やっぱり、誰にも選んでくれと頼まれてないが)される『コンタクト』。
この映画でマシュー・マコノヒーを初めて観ました。
『ダラス・バイヤーズクラブ』は物凄かった!
『インターステラー』でもいい味出してた。
が、『追憶の森』がベストなのではないでしょうか。
もちろん、ナオミ・ワッツも、世界の渡辺 謙もいいのですが、
何といってもマシュー・マコノヒーでしょうな。