真島俊夫サウンド2016年5月11日
冨田勲さんがお亡くなりになるより前に、真島俊夫さんがお亡くなりになっていました。
東京佼成ウインドオーケストラ( TKWO )のホームページで知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
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独自のサウンドを作り出す方だったと思います。
つい先日、ニュー・サウンズ・イン・ブラス( NSB )’87で T-スクエアの『宝島』を聴いたところですが、
ただでさえ新しいサウンドを追求する NSB にあって、当時の最先端を行ってる感じがしました。
『チュニジアの夜』も素敵です。
でも、個人的な好みでは、NSB では『ユーミン・ポートレート』が一番かな。
吹奏楽コンクールの課題曲も何曲か書かれました。
『波の見える風景』『コーラル・ブルー』、いいですねぇ~
TKWO 委嘱作品『三つのジャポニスム』は、世界初演を聴きました。
2001年4月27日、TKWO 第68回定期演奏会、東京文化会館。
指揮はダグラス・ボストック。
独自のカラーを活かしつつ、新しい挑戦をしていらっしゃるように感じました。
『三日月に架かるヤコブのはしご』をせせらぎで演奏することになったのは、
今から約20年くらい前だったでしょうか。
当時はまだ出版社から出ていなくて、真島さんが経営する「アトリエ M 」から直接購入したのでした。
音源は TKWO の録音が CD 化されていました。
が、楽譜と食い違う音が沢山聴こえてくるのです。
どっちが正しいのかな?
作曲者自身から買った楽譜が間違っている筈がないし、
かと言って TKWO の音が違うっていうのもなさそうやし …
(録音時にハズした!というレベルじゃないのです)
思い切って電話で尋ねたところ、私たちが受け取った楽譜は、
修正前か、修正途中のバージョンだったそうです。
長閑ですな~
それから FAX を遣り取りして(メールじゃない!)一つ一つ音符を直していったのは、
今となってはいい思い出です。
もう新しい真島サウンドは生み出されないんですね。
寂しいです。