京都八幡木津自転車道2016年10月19日
真夏のある日。
JR 桂川から東へ行き、
桂川に架かる久世橋を渡り、
吉祥院から三川(桂川・宇治川・木津川)合流地域を目指して歩こうとしました。
が、あまりの暑さに断念しました。
秋晴れの一日。
暑くもなく寒くもなく、とても気持ちがいいので、
リベンジすることにしました。
吉祥院から三川合流地帯を目指すと、
ほぼ真正面から日光を浴びることとなります。
そこでルートを逆にすることにしました。
スタート地点は三川合流地帯というには少し北ですが、
京阪の淀駅にしました。
納所(のうそ)の交差点を渡り、桂川に架かる宮前橋の袂まで行くと、
幅およそ3 m の道と交差します。
「京都八幡木津自転車道線」といって、
嵐山の渡月橋から木津川の泉大橋まで続く45 km の歩行者・自転車専用道なのです。
この道から渡月橋方面に向かい、桂川の左岸を歩きます。
出発は11時40分。
歩いている人なんて殆どいません。
本格的装備の自転車が猛スピードで走り抜けます。
でも、あまり怖くありません。
怖いのは、自分自身。
堤防の土手を走る道で、両サイドは法面。
ボンヤリ歩いてると転げ落ちてしまうのではないかと、
イヤな想像をしてしまいます。
見晴らしのよい、気持ちいい風景なのですが、
歩けども歩けども、次の橋になかなか辿り着きません。
やっとの思いで羽束師(はずかし)橋。
それを過ぎると鴨川との合流点に差し掛かりました。
このまま真っ直ぐ歩いてしまうと鴨川左岸を歩くことになってしまうので、
路面の白線矢印の案内に沿って、次の久我橋を渡ります。
そして右折すれば桂川左岸に戻るんだと思っていたら、なんだか自転車道っぽくない。
挙句の果てには行き止まりになってしまいました。
後で気が付いたのですが、西高瀬川左岸を歩いていたのでした。
引き返してやり直すと、ちゃんと路面の案内に沿えば桂川左岸に至るのでした。
勝手な判断が間違いの基でした。
名神高速の下を潜ってズンズン進むと、漸く目的地の久世橋です。
宮前橋からここまで8.3 km 。
時間は13時10分。
まだ大丈夫やな、と思えたので、渡月橋を目指してみることにしました。
もうあかん、となったら、桂でも、五条でも、四条でも、
リタイアしやすいポイントは沢山ある筈やし。
天神川との合流点を過ぎて暫くすると、再び左折・右折を繰り返し、
桂川左岸に戻ります。
ここはスンナリ。
道はいつの間にか河川敷に変わっています。
五条通(国道9号線)の西大橋の手前で、
自転車道は土手の上へ行けと表示されます。
が、五条通を渡る信号がない。
「こんな交通量の多いところで、五条を渡る筈がない」と勝手に判断、
そのまま橋の下を歩きました。
が、様子がおかしくなってきます。
またもや、自転車道のような舗装ではなくなっているのです。
それではたと気付きました。
五条通を渡るのではなくて、西大橋を渡って右岸に行かなければならなかったのだ、と。
次の上野(かみの)橋を渡り、何とか桂川右岸の自転車道に戻ることができました。
勝手な判断で、またもや失敗してしまいました。
これでアルキニストなんて言えるのか …
残る橋は四条通の松尾橋と、終点・嵐山の渡月橋。
この辺りまで来ると、足取りがかなり重くなっています。
足の裏が擦り剥けているかのようにヒリヒリする感覚を初めて味わいます。
正直言って、歩くのが辛くなってきています。
せっかくここまで来たのだから、終点まで辿り着きたい。
ただその思いで到着したのが15時。
途中、お茶を飲むために2~3回立ち止まりましたが、
ほぼ3時間20分、歩き通し。
これだけ続けて歩いたのは初めてだと思います。
ところで、45 km 先の泉大橋ってどこにあるんやろ?
後日、マップルで木津川を遡って見ていったのですが、行けども行けども辿り着かない。
やっとのことで見つけた泉大橋は、JR 奈良線の木津駅のすぐ近く。
もう殆ど奈良ですやん!
度肝を抜かれましたな。
渡月橋から宮前橋までおよそ18 km 。
次の機会には宮前橋から泉大橋までの27 km を一気に歩いてみようかと思っていました。
が、時速5.5 km で歩き通したとして、5時間かかります。
これは2回に分けるべきやなぁ~
さらにさらに、実はこのサイクリング・ロード、奈良の飛鳥まで続いていることが分かりました!
渡月橋からの総延長90 km !
いや、僕は木津までで充分です。。。