仰木マジック2021年11月13日
11月12日(金)は、
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 3
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 1
ユーフォニアム × 1
そして私の計14人で合奏しました。
先週の20人突破から一転、
やや少なめの集合となりました。
が、ひところの激減状態から比べたら、
合奏すること自体は何とかなりますので問題ありません。
また、トランペットは、
現状来ることが出来る方々は先週に引き続き全員参加でした。
さて、今回は合奏のお話はこれくらいにして、
合奏後のことを書きます。
家に帰って夕飯を食べながらクライマックスシリーズを観ようとテレビを点けたら、
セ・リーグの方は既に試合が終わっていました。
2対2の引き分けで、
ヤクルトの日本シリーズ進出が決まっていました。
9回表、巨人は得点することが出来ず、
その時点でコールドゲームが宣告されたようです。
9回裏のヤクルトの攻撃をしてもしなくてもヤクルトの勝ち上がりは決まっているから。
なかなか見ない展開です。
チャンネルを変えてパ・リーグ観戦。
こちらは3対2でロッテがオリックスをリードしての9回。
9回表、ロッテは得点なし。
9回裏、オリックスが1点入れて引き分けに持ち込めば、
やはりオリックスの日本シリーズ進出が決まるという展開です。
9回裏ノーアウト。
先頭打者のT-岡田選手。
一発のあるバッターなのでホームラン狙ってたと思うんです。
が、厳しい変化球に巧く対応、
シングルヒットで出塁。
私はこの時点でオリックスの勝ちやな、と思いました。
ホームランバッターがチームバッティングに徹していたからです。
あくまでもホームランを狙って強振していたら、
きっと内野ゴロに打ち取られていたことでしょう。
しかし、オリックスの「面白さ」はここからなのです。
1点取ればゲームセットなんだから、
次のバッターはセオリーなら送りバントで、
1アウト二塁の場面を作るところ。
確かに、初球は送りバントを試みたんです。
が、バント失敗でファール。
手堅い野球をするなら、
スリーストライクまでバントを続けるところですが、
オリックスはヒッティングに作戦変更したのです。
それがズバッと当たり、
三遊間を破るヒット。
ノーアウト一二塁となったのです。
さあ、その次こそ送りバントやろ、と誰もが思うところ。
それは守るロッテももちろん考えていることです。
一塁手も三塁手も、
送りバントを阻止すべくチャージしてくる筈。
「ここでバントすると見せかけてヒッティングに切り替える、
つまりバスターやったらかなりの確率で決まるんちゃうか。
高校野球みたいでおもろいゾ」
と思っていたら、ホンマにバスターを決めたのです!
打球は一塁手の横を抜け、
一塁線を破り、
右翼手も取ることが出来なかったから、
二塁ランナーが生還したのはもちろん、
一塁ランナーも還ってきた筈なんですが、
二塁ランナー生還で同点となった時点でコールドがかかったようです。
両リーグとも似たような展開で日本シリーズ進出チームが決まるなんて、
珍しいなと思いました。
さて、バスターを指示した人。
それは中嶋監督です。
イチローさんがオリックスに在籍した当時のチームメイトで、
仰木彬監督の薫陶を受けた選手の一人。
数十年ぶりに「仰木マジック」を見せていただけて、
私は感無量でした。