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パトリス・ルコントのボレロ2012年2月12日

職場のM部長は、鉄道好きなだけでなく、映画好きでもあります。
そのM部長に勧められた映画が『パトリス・ルコントのボレロ』。

パトリス・ルコントというのは、フランスの映画監督です。
『ボレロ』は、言うまでもなくモーリス・ラヴェルの作品。
2つの旋律が延々と繰り返され、
スネア・ドラムがボレロのリズムを延々と刻み続ける、あの曲。

『パトリス・ルコントのボレロ』とは、
この『ボレロ』の演奏の様子を、
スネア・ドラム奏者だけにスポットを当てたショート・ムービーなのです。
約8分、ということで、曲はある程度割愛されています。
『パリ空港の人々』という映画の併映作品だったそうです。

このスネア・ドラム奏者、
カメラ目線になったり、
旋律に合わせて恍惚とした表情をみせたり、
座るポジションを直すためか、腰を浮かせてみたり、
飽きてきたのか余所見をしてみたり。
真面目にやってるのかふざけているのか、
とにかく面白くってしようがない。

指揮者もオーケストラも本物ですが、
実はこのスネア・ドラム奏者、ジャック・ヴィルレという喜劇俳優なんだそうです。

You Tubeで簡単に観ることができます。
何はともあれ、まずはご覧あれ。

相棒2012年2月10日

約25年着込んだ革ジャン。
近年、痛みが目立ち、
毎年、春になると「洋服の病院」のお世話になる。
ファスナーを付け替えてもらったり、
破けて穴の開いたポケットを修繕してもらったり。
いつも丁寧な仕事をしていただき、
感謝感激雨あられ、である。

スコアを持ち運ぶのにちょうどいいサイズのアタッシェケース。
ショルダーバッグにもなる優れものだが、
肩紐のフックが壊れてしまったときも、
きっちりと修理してくださった。

今、「入院」しているのは、
約15年使い込んだ仕事鞄だ。
手提げにもなり、
ショルダーバッグにもなり、
リュックスタイルにもなる、
これまた優れものである。
ここ数年はもっぱらリュックスタイルで使ってきた。
スコアを入れるにもタクトを入れるにも便利なのだ。
読みかけの小説や映画のパンフレットも入っている。
なので、仕事、兼、音楽、兼、遊び。
相棒といっていいくらい、いつもそばにいてくれる奴なのだ。

さすがに15年の歳月は長かった。
あちこちに綻びが出てきていたのだが、
遂にファスナーが壊れてしまった。
早く治ってきてほしい、
そしてまた一緒に歩き回ろう。
今、相棒が恋しくて仕方ない。

オーボエとトランペット、そして、クラリネットとホルン2012年2月9日

先日の団内発表会で聴いた混成七重奏。その編成は、
フルート
B♭クラリネット
アルト・クラリネット
バリトン・サックス
トランペット
ホルン
テューバ
でした。
木管4、金管3の混成です。

アルト・クラリネット、バリトン・サックス、ホルンのブレンド具合が特に印象に残りました。
和音の構成とも相まって、実にやわらかい響きを作っておられたと思います。

上記メンバーにテューバを加えた中低音に支えられ、
フルートやB♭クラリネットが自由に歌えているな、と感じました。

そして、特筆すべきはトランペットでした。
他の6本から抜け出るように旋律線を鮮やかに描いていました。
ふくちくんのトランペットが、
この編成にベスト・マッチしていると思いました。
実際にはオーボエのパートなのでしょうか?
(私の勝手な想像ですが)

そういえば、吹奏楽のスコアには、
オーボエ奏者がいない場合はトランペットで代用するように、
という指示が書いてあることがよくあります。
(トランペットの段に、小さな音符で「Oboe Cue」と書いてあるもの。
「Cue」を英和辞典で調べたら「演奏指示楽節」となっていました)

また、トゥッティ(全合奏)の場面。
トランペットが旋律、
他の金管は伴奏、
木管は細かいスケールをやっているとき、
オーボエはスケールではなく、
トランペットと一緒に旋律、
というのがよくあります。

オーボエとトランペットというのは、
とても親和性がいいのでしょうね。

※※※

ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』第4部に、
クラリネットとホルンが同じ音型を演奏する場面があります。
途中でクラリネットだけになったり、ホルンだけになったりするんですが、
聴いていても私には全く分かりません。
スコアを見て初めて「ああ、分かれていたのか」と分かる次第。

それくらい、クラリネットとホルンの親和性もいいと思うのです。

高校時代、私を含めたホルン・パートの演奏があまりに頼りないと、
クラリネットに同じ音型をかぶされたものでした。
当時は悔しいなと思いましたが、
今、指揮者の立場になってみると、
仕方ないなぁと思ったりします。

映画を観るのが先か、原作を読むのが先か?2012年2月8日

これ、結構悩ましいと思いませんか?

『ハリー・ポッター』シリーズは、
原作を読んでいたおかげで付いていくことができました。
先に原作を読んでおいて良かったと思う例です。

が、『阪急電車』は原作のほうが圧倒的に面白く、
映画を観てがっかりしました。
他にも、『クライマーズ・ハイ』も原作が面白く、
映画は今一つだった例です。

(あくまで、私の主観ですからね)

2007年の映画『しゃべれどもしゃべれども』。
観たいと思っているうちに、いつのまにか終わってしまっていました。
(そんな映画、結構あるもんです)

その後、原作の小説を読みました。
とても面白い本でした。

そして今年の初め、ツタヤでレンタルして映画を観ました。
原作から変更されている箇所も多々あるけれども、
映画としてよくまとまっていて、
とても楽しめる作品でした。

映画作りをしている方々のご苦労、大変だと推察しますが、
原作に負けない、
あるいは原作に引きずられ過ぎない世界観を構築して、
私たちを楽しませてほしいなぁ、
と思う今日この頃です。

団内発表会2012年2月6日

2月5日(日)、せせらぎ恒例の団内発表会。
いろんな形態のアンサンブルを組み、
楽団員同士で聴き合いっこするこの会も、
今年で8回目となりました。

仲間に聴いてもらうというのは、
本当に緊張します。
でも、そのおかげで、
せせらぎの演奏技術は着実に向上してきました。
実際、合奏においての悲劇的状況がかなり少なくなったと、
指揮者として実感しています。
最初にこの会を立ち上げることを思いついたおおしたさんに感謝です。

なんといっても、
クラリネット六重奏チームが面白かったのは、
皆さんと意見を一つにするところだと思うし、
混成七重奏チームの響きに惹かれたのもそうだと思うのです。
しかし僕としては、
仁志さんのトロンボーン・ソロによる『ふるさと』に心動かされました。
心がこもった演奏、素敵でした。

今年は8チームと少なめでしたが、
いろんなアンサンブルを組んでこの会にトライしてみる人が一人でも増えたらいいな、
そう思います。

節電の冬2012年2月3日

梅の話題を書いておいて、
次の話題がまた冬とは…
現実にこれだけ寒いと、
やっぱりまだ冬を意識してしまいます。

東日本大震災、福島の原発事故を経験した私たちは、
兎にも角にもでき得る限りの節電に取り組まざるを得なくなったと思います。

この冬、阪急電車の京都線は、
極端に寒くなりました。
昨冬まで暖房が効きすぎていたせいもあり、
ことさら寒く感じます。
昨冬まではジャンパーやコートを脱ぎ、
場合によってはセーターも脱いでいた車内でしたが、
今冬はジャンパーを着たままでいるのはもちろんのこと、
マフラーをはずすのも辛くなりました。

昨冬までは、薄着になった車内でスコアを読むのが日課でしたが、
厚着のままスコアを繰るのはご近所に迷惑で、
今冬はそれができなくて困っています。

が、考えを変えればいいのだと、
最近は割り切るようにしています。
スコア読みは落ち着いてデスクでやればいいのだ、と。
電車の中では文庫本の読書にいそしむ、
これが節電の冬の、私の過ごし方です。
音符と接するのもいいですが、
活字と接するのもいいものです。

少しずつの春2012年2月2日

出勤前にNHK-BS1のデータ放送で気温を見たら、
何と未だ氷点下!
気合を入れて歩き始めます。

よく晴れて、いい天気。
だからでしょう、放射冷却でいつにも増して寒く感じます。
水が凍っていて、滑って転びそうになること2~3回。
なかなか体が暖まらないのですが…

京都御苑を歩いていたら、何と、
梅がチラホラと咲き始めていたのです。
今にも咲き出しそうな蕾も。
少しずつ、季節は移ろうとしているようですね。

『みんなのうたコレクション』をコンデンスする2012年2月1日

たまには指揮者らしいことを書いてみましょうかの。

T.Sax.のやましたくんから、
『みんなのうたコレクション』の、
『メトロポリタン美術館』から『ぼくはくま』への繋ぎ目の和音が半音ぶつかって気持ち悪い、
というか、
これで本当に合っているのでしょうか?
という質問を受けていました。

移調楽器だらけのフル・スコアをピアノ譜のように要約、つまりコンデンスして、
すべての楽器をハ調に合わせ、
ピアノで弾いて確認してみたところ、
やや複雑な響きながらも、
この和音は「アリ」やな、
という僕なりの結論を得ました。

ホッとして合奏していたんですが、
『WAになって踊ろう』の3rd.Trp.に、
変な8分休符が混じっているのを発見。
それはその場で修正できたんですが、
なんだか嫌な予感がして後でスコアとにらめっこしていたら、
何と2nd.Fl.にも変な8分休符を見つけてしまいました。
さらに『ぼくはくま』の2nd.A.Sax.には変な4分休符が…

…地道に直していきましょう…

(せせらぎプレイヤーズの皆さんも、
これでええんやろか?という音符を見つけたら、
遠慮なしにご相談くださいな)

『コンタクト』を観る2012年1月30日

東北のじっちゃん、ばっちゃんが言っていた通り、
今冬は厳しい寒さとなりましたね。
(「みちのく一人旅~その9~」参照)

歩くの大好きな私をもってしても外出が億劫になる程なので、
録り溜めしてほったらかしになっている映画たちから、
何かピックアップして観てみようと思い立ちました。
時代が進み、テレビ番組の録画があまりに簡単にできるもので、
録りまくってあったのです。

録画リストを見ていて、「アッ」と思いました。
何と、『コンタクト』があるじゃあ~りませんか!

『コンタクト』とは、1997年のアメリカ映画。
監督はロバート・ゼメキス。
主演、ジョディー・フォスター。
以前、私の一番好きな映画は『ある日どこかで』と書きました。
(古いひとりごと「ある日どこかで」参照)
が、よくよく考えると、
『コンタクト』のほうが好きかも知れません。

ジョディー・フォスター演じる天文学者が、
何光年も離れた星、ベガからのメッセージを受信します。
そこには時空を超えてその星へ行くことができる装置の設計図が書かれています。
その装置にジョディー・フォスター自身が乗り込み、
ベガへ行って、帰ってきます。

こう書くと、どこにでもありそうなSFっぽいのですが、
映画はそんなに単純じゃあ~ナイ。

まず、なぜジョディー・フォスターが天文学者になったか。
彼女は、幼少期に母と死別します(もちろん、映画上の設定)。
父は娘を男手ひとつで育てながら、その才能を見出し、
天文学の世界への扉を開いてやります。
が、その父も彼女が10歳になるまでに他界。
彼女は、宇宙に異星人の声を求めつつ、
実は早くして別れた父や母の声を求めていたのだと思います。

ジョディー・フォスターがファーストコンタクトするベガ人は、
彼女の父の姿をしています。
ファーストコンタクトをスムーズにいかせるためにベガ人がとった方法なのですが、
夢にまで見た父との再会のようであり、
胸にグッと来るシーンであります。

ジョディー・フォスターが最初に受け取ったメッセージを、
上司が横取りして自身の手柄として公表します。
装置に最初に乗り込んだのも、実はその上司。
この世の理不尽を感じます。
が、テロリストの妨害により、
装置は破壊され、上司も死んでしまいます。
ジョディー・フォスターが乗り込むのは、
バックアップとして密かに建造されていた、
北海道にある装置でした。

この超時空装置は実に不思議な構造です。
乗組員を乗せたポッドが、
複雑に回転するリングの中を上から下に通過するだけなのです。
実はそのリングの中で空間転移が行われるらしいのですが、
観察している他者からはポッドが落ちたようにしか見えない。
あらゆる記録装置にはノイズしか入っておらず、
ジョディー・フォスターの宇宙旅行には証拠がなく、
誰にも信用してもらえません。
が、恋人だけは彼女のことを強く信じます。
多くの群衆の前で、彼はその想いを宣言します。
人と人との絆の強さを感じさせるシーンでした。

語り始めるときりがありませんので、この辺りで筆を置かせていただきますが、
「私はこの映画が好きだ!」
「私はこの小説が好きだ!」
「私はこの音楽が好きだ!」
っていうのがあると、
人生がとても豊かになると思うんですが、
いかがでしょうか?

もうすぐ団内発表会2012年1月28日

もうすぐ、せせらぎ名物「団内発表会」があります。
これは楽員がいろんなアンサンブルを組んで演奏し、
また他のアンサンブルを聴き、
互いに切磋琢磨する会です。

私もホルンを吹いていた頃は金管五重奏に参加しました。
胃に穴が開くのじゃないかと思えるほどの緊張感の中で演奏しました。
厳しいけれども、とてもいい経験になりました。

今回はどんな演奏を聴かせてもらえるでしょうか。
とても楽しみにしています。
私は司会者として参加することになりました。

演奏する皆さんも、また今回は参加しない皆さんも、
寒さが厳しい季節です、
体調管理には充分気をつけてください。
(前回のひとりごと「寒い!!」は訳の分からない締め方でしたが、
本当はプレイヤーの皆さんの健康を祈っていたのです)

今回は出演しない方も、
都合のつく限り是非聴きに来てくださいね。