こんなにゆっくりした土曜日を過ごしたのは何年ぶりだろうか…2013年5月11日
7月の演奏会で採り上げる楽曲のスコアすべて目を通すことができました。
雨が降っていたので外出するモチベーションが低く、
ちょうどよかったと思います。
明日はどんな合奏になるでしょうか?
2013年05月
7月の演奏会で採り上げる楽曲のスコアすべて目を通すことができました。
雨が降っていたので外出するモチベーションが低く、
ちょうどよかったと思います。
明日はどんな合奏になるでしょうか?
…怪しげに『テームサイド序曲』の変拍子の練習をしながら歩いていたら、
私の前で、
奇声を発しながら歩く男女と巡り会った。
男はグレーのジャージの上下、
女は赤のジャージの上下。
私よりもっと怪しげである。
よくよく耳をそばだててみると、
彼らの奇声と思われたのは、
実は「歌」であった。
しかも、かの名曲、
『アメージング・グレース』である。
ちゃんとハモリながら歌っている。
奇声と聴こえたのは、私が酔っ払っていたからであろう。
申し訳ござらぬ。
それにしても、不思議なカップルであった。
恋人同士という雰囲気ではなかった。
兄と妹という感じだった。
まあ、そんなことはどうでもいい。
夜道で、
私以外にも、夜道で、
怪しげな音楽家が歩いていたことが嬉しかった。
(その感想が怪しい…)
夜勤明けで、よく映画を観に行きます。
「それって、眠くならへん?」とよく聞かれますけど、
意外と眠くならないものです。
初めてのストーリーとの出会いは新鮮だからだと思います。
(なので、リピートした映画では時に睡魔に襲われます…)
先日の夜勤明けで観たのは『藁の楯(わらのたて)』。
幼女連続殺人犯役の藤原竜也さんを殺せば、
孫娘を殺された財界の大物役・山崎努さんが法外な懸賞金を支払うと発表。
SP役の大沢たかおさん、松島菜々子さんが
福岡から東京まで護送していくという物語。
欲に目の眩んだ様々な人々の襲撃をかわし、
無事に護送することができるのか?
というあらすじはテレビCM等でご存知の方も多い筈。
こんなストーリーですから、眠くなる筈もなく、
あっという間に2時間が過ぎていきました。
劇場の椅子でのけぞったり、
思わず肘掛を握り締めたり、
こんなにチカラの入る映画は久しぶりだったように思います。
(『宇宙戦艦ヤマト2199』ではしょっちゅう腰が痛くなっていますが…)
人間の醜悪な面、残酷な面、非常な面。
あまり正視したくないものがあぶり出され、
スクリーンに打ち付けられてゆきます。
上映中は凄く衝撃を受けていたのですが、
終映後、なぜかスッキリしているのです。
あまりにも見たくない感情を見せ付けられたことで、
逆に自分の中に溜まっていた毒のようなものが抜け去ったような感じになったのです。
不思議な感覚でした。
夜勤明けであるにもかかわらず、
それから歩き倒し、
筋トレやりまくり、
さらに呑みまくり、
という訳の分からない時間を過ごしてしまいました。
なんだか、命の火を燃やしまくったかのような。
翌日、風邪をひいてしまいました…
…ご覧になった方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
岩井直溥さんは、
吹奏楽でポップスを演奏することがまだまだ珍しかった約40年前から、
多くのポップスを吹奏楽に編曲したり、
ポップな吹奏楽曲を作曲したりして来られました。
90歳になる今もなお現役。
4月に発売された『ニュー・サウンズ・イン・ブラス2013』でも、
2曲の編曲と指揮を担当しておられます。
私が中学で吹奏楽部に入った頃、
岩井直溥さんの編曲は既に当たり前になっていたように思います。
おそらく『ニュー・サウンズ・イン・ブラス』シリーズ展開数年だと思いますが、
それくらい熱狂的に受け入れられたのでしょう。
ホルン吹きの私にとっては、
岩井直溥さんの編曲は吹き伸ばしの和音が多く、
最初はもう一つ面白くないと感じました。
しかし、だんだん和音のことが分かってくると、
ホルンで和音を吹くのが面白くなり始めました。
というのは、3声に分かれる他の楽器と違い、
ホルンは4声に分かれるからです。
3声だと、通常「ド・ミ・ソ」に分かれて終わりですが、
4声だと、「ド・ミ・ソ」に加えて
「ラ」だったり「シ♭」だったり「レ」だったりが加わるのです。
「シックス」や「セブンス」や「ナインス」というコード(和音)を経験できたことで、
ちょっとした響きの違いで音楽のムードが大きく変わることを
身をもって感じとることができました。
今、せせらぎでは、岩井直溥さん編曲の
『サウンド・オブ・ミュージック』に取り組んでいます。
やっぱり岩井さんの音だな、と懐かしく思いつつ、
今もって古さを感じさせない編曲の腕に驚かされます。
この曲の、ラスト3小節が特に難しく、
かつ、コード進行が最も面白くてやりがいを感じるところです。
何とかうまくいくように頑張りたいと思います。
…音楽の内容を豊かにしていきたい。
演奏会を2ヵ月後に控えて、そんな時期に差し掛かってきたように思います。
合奏を始めた当初、
・音の間違い
・リズムの間違い
・アーティキュレーションの間違い
等々で止めざるを得なかった合奏が、
割と長い小節を続けてやっても大丈夫だったり、
通せたりするようになってくると、
音の表情付けにもう一歩踏み込みたくなります。
それでも、昨日の合奏では、
おいおい、まだそんな間違い方するか!
というのがありました。
半音違えば和音が全く変わってしまうのですから、
やはり「譜面づら」そのものの追求も疎かにはできません。
いやはや、油断大敵です。
4/28は久々に広くて天井が高く、よく響く場所での練習でした。
右京ふれあい文化会館の創造活動室を借りました。
やはり本番に近い環境で稽古するのは、
響きが良くて気持ちよいものです。
が、レギュラー練習よりも長時間にわたったからでもあるのでしょう、
この日のラストに合わせた『アイヴァンホー』は、
息が短くなっていました。
気持ちよい余韻があるにもかかわらず切れて聴こえてしまうということは、
かなり息が短くなってしまったと思います。
気をつけないといけませんね。