2013年05月

センスの問題2013年5月30日

職場に、仕事のよくできる20台後半の青年がいます。
コンピュータのキーボードを打つのなんて、目にも留まらぬ速さ。
しかし、キーボードが壊れるんじゃないかと思える程に音がうるさい。
こうなってくると、もはや厭味にしか感じられません。
スマートにさらさらっと打てば、こんな風には感じないと思うんですが。

人の会話には割り込んでくるし、
どんな話も自分の好きなアニメに振り替えようとするし。
あんなに仕事ができるのに、
なんでこんな風に人に嫌な感じを与えるんだろうと思っていたんですが、
ある週刊誌の記事を職場のM部長に勧められて読んで、
「これは“センス”の良し悪しの問題なんやな」
と思うに至りました。

※※※

いつだったか、『マーキュリー』という曲の合奏をしていました。
プレイヤー諸氏は、できるだけ止まることなく演奏を続けたいでしょう。
でも、申し訳ありません、稽古の段階では演奏を止めることはやむを得ないのです。
で、『マーキュリー』の中間部で止めたとき、
ユーフォニアムの二人は私が止めたことに気づかず、
あるいは気付いていたけれども止めたくなかったのか、
二人だけ吹き残りしてしまいました。
これがまたユーフォニアムにとっていい場面で、
二人でコラール風に対旋律を奏するところなんです。
これがキレイに揃っていて、止め方もまたキレイ。
思わず「キレイやな!」とつぶやきました。

他のプレイヤーをもいい気持ちにさせる、
センスの良い止め方やなぁと感じました。

金管奏者の方で、曲の途中で止まったとき、
思わず音程を落としてしまう人がいます(下降グリッサンド)。
また、出番待ちのときに唇をブルブルさせる人がいます。

私も金管出身で、唇の鬱血を少しでも解消するための方法だということは分かりますが、
周囲にどんな印象を与えているか、よく考えたほうがいいと思います。
他のプレイヤーのテンションを上げるほうには行っていないと思いますので。

もうすぐ5月も終わります。。。2013年5月29日

5/26(日)は全曲練習。
12時から19時、長岡京バンビオ内で合奏できる部屋を借りておりましたが、
その前に全打楽器の運搬作業がありました。
この日初めて、エキストラの方も含めた全打楽器奏者が揃うのです。
多くの団員の皆さんに手伝っていただきましたが、
なかなか大変な作業でした。

演奏会後のことで、今の時期に決めておいたほうが運営がスムーズにいく事柄があるので、
合奏前にまず総会を開催。
それから全曲合奏。
第1部の1曲目から一曲一曲小返しした上で通していきます。
終了時間ほぼピッタシまでかかりました。

合奏が終われば後片付け、撤収、打楽器運搬、と目の回るような忙しさ。
みなさん、大変お疲れ様でした。

トラックの出発を見届けたら、
私は大阪へ夜勤に向かいました。

夜勤の明けた5/27(月)。
おとなしく帰宅して体を休めればいいものを、
「こんなに疲れているときこそ映画だ!」
という訳の分からない理屈で劇場へ。
この日のチョイスはよりにもよって長編の『リンカーン』。
ひっさしぶりに目だけあいて意識を失っているのに近い状態での映画鑑賞となりました。
全く頭が回りませんでした。

あまりに疲れすぎて、「ひとりごと」執筆が5/29(水)にまでずれ込んでしまいました。
申し訳ありません。

6月はいよいよ総仕上げ。
6/16(日)と6/30(日)に全曲合奏するのはもちろんのこととして、
金曜日のレギュラー合奏の内容を考えねば。
やばい、今日は水曜日、あと2日しかない!
そうそう、打楽器パートから依頼を受けた配置図も考えないと。。。

感謝のこころ2013年5月25日

今日は法事でして、そのあとに御前様の法話を聴いたのです。
その内容が「感謝」についてだったのです。

思えば、若い頃は突っ張っていたなぁ、と思います。
何でも一人でできるような気がして。

作曲家になりたいという夢を抱いたこともありますが、
それは一人でできる仕事だから。

でも、よく考えてみたら、
作曲だって一人でできる訳ではないのです。
音楽史から完全に断ち切られた作曲なんてあり得ないし、
作曲に使うピアノだって自分で作ったものじゃないし、
五線紙も鉛筆も買ってきたものだし。
この世の中のいろんなことと必ず係わり合いがあるものなんです。

多くの人に助けられて生きている、
いや、
生かしてもらっている。
助けてくれるのは人だけじゃなく、
自分の周りのあらゆる事象。

折に触れ思い出さないとなぁ、
と思う一日でした。

約1年練習し続けてきた曲2013年5月23日

7月の「せせらぎコンサート」をメインの活動に据えている私たちにとり、
演奏会の準備に1年をかけるのが建て前。
けれども、せせらぎコンサートが終わったら秋のイベントがあったりするので、
現実的な準備期間は半年強といったところでしょうか。

そんな中、実質的に1年近く練習してきた曲があります。
フィリップ・スパーク作曲『テームサイド序曲』です。

昨年7月のせせらぎコンサートが終わってすぐ、
「練習曲」として取り組み始めました。
私の独断と偏見で選んだもので、
せせらぎコンサートの演目とは関係がありませんでした。
が、楽員の皆さんに気に入ってもらえたようで、
コンサート実行委員会が演奏会で発表する曲として選んでくれました。
大いに感謝しております!
(私も団員の一人として選曲アンケートには答えますが、
選曲そのものは実行委員会にお任せしています)

『テームサイド序曲』はノリがよくてとても楽しい曲。
それだけに、演奏者は表現が大変です。
もし、昨年秋のイベント以降の練習スタートだったら、
果たして間に合っていたかどうか?
もちろん、既に完成したという訳ではありませんが、
少しでも早く始めておいてよかったなァ~
と、つくづく思います。

でも、困ったことが一つ。
今年のせせらぎコンサートが終わった後の練習曲が思い付かないのです。
『テームサイド序曲』が本番用に選曲されるとは思っていなかったので、
今年のせせらぎコンサート後には
寝かしてあった『テームサイド序曲』取り組み直しになるな、
と思っていたから。

でも、それは言い訳です。
『テームサイド序曲』本番選曲は昨年の秋のことで、
それから充分時間があったのですから。

さて、どうしようかな。。。

俳優・綾野 剛2013年5月22日

唐突にどうしたんや?
と思われる向きもあるかも知れません。
が、彼には不思議と惹きつける何かがあるのです!

※※※

1月から始まったNHKの大河ドラマ『八重の桜』で、
会津藩主・松平容保公を演じています。

理不尽な要求に奥歯を噛み締めたり、
孝明天皇の温かい言葉に感極まって号泣するなど、
松平容保の実直な人柄を直球勝負で演じていると思います。

(写真で見ると、綾野剛くんと松平容保公はよく似ています)

テレビドラマは大河ドラマを除いて全くといっていいくらい観ない私ですが、
この4月から『空飛ぶ広報室』を観てビックリしました。
元パイロットで空自の広報官を演じているのが、
何と綾野剛くんだったのです。

日曜日の20時台、21時台を席巻しているんですね。

エース・パイロットで、ブルー・インパルスへの転属が決まっていたのに、
怪我でパイロットそのものを辞めざるを得なくなり、
地上勤務の広報官になじめずスッカリ生気を失ってしまった空井大祐という役。

新垣結衣演じるテレビ局のディレクターとの仕事やふれあいを通して
少しずつ生きる希望を取り戻していく様子を好演しています。

調べてみると、2003年の『仮面ライダー555』で俳優デビューしているそうで、
もう10年も活躍しておられたんですね。
NHK朝の連ドラ『カーネーション』にも出演しておられたそうだし、
昨年公開の映画『るろうに剣心』にも出てたんですね。
観たのに、全然気付いてなくて、お恥ずかしい限りです。
今年観た映画『横道世之介』の演技は印象に残っていますが…

※※※

綾野剛くんの何がいいって、
やっぱり「目」ですね。
彼にしかない「力」を感じます。

マエストロと佼成ウィンドの思い出2013年5月19日

今から15年くらい前でしょうか。
私がラジオのディレクターをしていた頃、
東京佼成ウィンドオーケストラが
常任指揮者であるフレデリック・フェネルさんが桂冠指揮者に就任する、
記念のコンサート・ツアーをするという情報を耳にしました。

ツアーの最終日が京都コンサートホールということで、
さっそく佼成ウィンドの事務局に電話し、
「○○放送の△△と申しますが、チケットはいつから発売ですか?」
ってな質問をしました。
電話を切ってしばらくして、
「俺ってなんて間抜けな電話かけてんやろ。
チケットの発売がどうのこうのとちゃうやん。
俺は放送局の人間やぞ。
その演奏会、収録して放送させてもらえますか、やろ!」

こんなお馬鹿な心の声から、
京都コンサートホールでのフェネル&佼成ウィンドを収録する企画が始動したのでした。

大阪(ザ・シンフォニー・ホール)での演奏を下見を兼ねて聴いたのですが、
ちょいとズレがあるな、疲れのせいかな、と感じました。
でも、ツアー最終日の京都は違いました。
見事な修正能力!
ゲネプロでちょいと合わせて、すぐにホールの特性を感受したようでした。
全曲通すようなことはせず、要点だけさらって、
「あとは本番で!」とフェネルさんが言ったかどうか。
でも、そんな感じでリハーサル終了。
そして本番は大爆発って感じ。
トランペットの人がミュートを転がしてしまう事件があったものの、
そこはご愛嬌。
ノリノリの演奏で、ホール全体にグルーヴ感がみなぎりました。
フィリップ・スパーク作曲『セレブレーション』なんか、最高でした。

※※※

ゲネプロの前だったか後だったか忘れましたが、
楽屋でマエストロ・フレデリック・フェネルにインタビューしました。
「これまで佼成ウィンドと一緒にしてきた音楽活動の中で、
何が一番印象に残りましたか?」
という質問に対し、
マエストロの応えは、
「長野の小学校を演奏して回ったこと」
でした。
「あの大曲の録音」
とか、
「あの難曲にトライした定期演奏会」
などの応えを予想していた私にとり、
これは意外な応えでした。

最初はざわついていた子供たちが、
少しずつフェネル&佼成ウィンドの演奏に惹きつけられていき、
最後には舞台と客席が一体となって盛り上がる。
そして大喜びの子供たちとふれあい、
別れを惜しみつつ次の学校を目指す旅。

マエストロの一番の思い出だそうです。

※※※

演奏会後の打ち上げにも参加させてもらいました。
佼成ウィンドの面々は、実に仲がいいのです。
特にツアー最終日の打ち上げですから、
輪をかけて雰囲気が良かったと思います。
が、若手プレイヤーがお酒を運んだり食べ物の注文を聞いて回ったりするのは、
やっぱり皆さん「吹奏楽部」経験者なんやな、って感じ。

先程のマエストロの言葉は本当なんだろうか、って思いがあったので、
プレイヤーの方々にも、
「長野の小学校ツアーって、そんなに印象に残っているんですか?」
と聞いて回ったのです。
「あれはホントに良かったな、毎日温泉に入れて」
というのもありましたが、
「自分たちの音楽をいろんな学校で、多くの子供たちに聴いてもらえてよかった」
というのが殆んどの方の答えでした。
ホルン奏者の方は、
「俺たちはどんな演奏会でも手抜きはしない。
それが俺たちの強味さ」
と、サラッと言ってのけてくれました。
カッコよかったなぁ。

アマチュアの私たちが見習うべきなのは、
その高い演奏能力でななく、
音楽へのスピリットにあるのだな、
と強く感じたのでした。

1000分の1秒の世界2013年5月17日

5月16日、
ホンダが2015年にF1に復帰することが正式に発表されました。
マクラーレン・チームにエンジンを供給する形での復帰だそうです。
マクラーレン・ホンダというと、かつて、
大好きなアイルトン・セナが世界を席巻したチーム。
楽しみです。

小林可夢偉くんもいない今年のF1。
一応、BSフジの放送を録画はしてあるんですけれども、
あまり積極的に観る気になれなくて、
気がついたら次のグランプリになっていたり。
「まぁ、ええか」と思って観ずに消すこともしばしばです。
けれども、久々に観てみようかという気になれそうです。

F1というと、
1000分の1秒でしのぎを削る猛烈に厳しいモータースポーツ。
ほんのちょっとの差で予選順位が変わります。
いつのレースだったか忘れましたが、
この1000分の1秒までピッタリ同じマシン(レーサー)が3台(3人)揃い、
予選1位から3位まで同タイムという珍しいことがありました。
(どういう基準でスターティング・グリッドが決まったのかは忘れました)

1000分の1秒を削るために、
レーサーが運転(というより、操縦といった感じ)の腕を磨くのはもちろんのこと、
エンジニアはより速い車体やエンジンの開発・改良に取り組むし、
メカニックは徹夜で整備したり、
多くの「人間力」が総合されるのがF1だと思っています。

F1は、実に繊細なものだと思います。
そういった面に注目しながら、
再び観ていきたいと思います。

ノリのよい演奏を目指して2013年5月16日

楽団内に「鉄道友の会」があるせせらぎ。
演奏曲目にもそんなカラーが表れるのか、
フィリップ・スパーク作曲『オリエント急行』なんか、
何度演奏したことでしょう。

『汽車ポッポ』もそんな曲のひとつ。

おそらく、この曲を聴いたことがないという人がないくらい有名な童謡ですが、
吹奏楽に編曲された『汽車ポッポ』はなかなかの難物です。
汽車が走る様子を生き生きと描きたいのですが、
なかなかいい「ノリ」が出て来なかったり、
テンポが上がったかなと思ったらそのまま転がってしまったり。

めげずになんとか頑張りたいと思います。

熱中症にご注意!2013年5月15日

先日の日曜練習、
指揮者である私はほぼ立ちっぱなしでした。
そのせいで脚にきたのかと思っていました。

昨日、テレビを観ていて、
「熱中症の症状のひとつに“筋肉痛”がある」
ということを知りました。
もしかすると、
あれは軽い熱中症だったのかも知れません。

ついこの間まで5月とは思えないほど寒い日もあって、
風邪をひいてしまいました。
そして、
こう急激に暑い日が来ると、
体がついていきません。

みなさんもご自愛ください。

5月12日の日曜練習雑感2013年5月13日

5月11日(土)、
日中に落ち着いてスコア・リーディングできたのはよかったものの、
夜は油断して、近所の酒房で浴びるほど呑んでしまった。

5月12日(日)、
前夜のアルコールが抜けていない。
ここは仰木彬監督の真似をして、
ランニングしてアルコール抜こうか、と思ったけれども、
普段していないことをして余計ムチャクチャになるとヤバイので、
京都駅まで歩いてアルコールを抜くことにした。
自宅から1時間強、
約6kmの超高速散歩である。
スッキリした。

京都駅では、
ヤマザキさん・ヨコノさん・ヨコゼキさんとばったり出くわした。
「Y」からはじまる人たちばかりだ。
4人で11時39分発の各駅停車に乗り込み、長岡京駅に向かう。

乗車時間10分の間に、京都駅で買っておいた「但馬牛めし」を食べる。
お薦めの駅弁である。
旨い。
にしても、せわしない。

この日の練習会場は、長岡京市中央生涯学習センター(通称バンビオ)。
借用開始時刻の12時ギリギリに到着することができた。

よく使う「リハーサルスタジオ」の前で、鍵を開けてもらうのを待つ。
が、12時を5分過ぎても10分過ぎても鍵を持った人がやって来ない。
私と一緒に待っていた誰かがふと漏らした。
「本当にこの部屋であっているんやろか?」
「あっ!」と思って手帳を出してみると、
この日は「交流室」を借りていることが判明!
慌てて移動したら、「なんで誰も来ないんやろ」という表情で、
団長と実行委員長が室内で待っていた。
いやはや、申し訳ござらぬ。
合奏予定を楽団内に一斉配信した私が間違っているようでは話にならない。

この日の合奏は、
せせらぎコンサートの第2部で演奏する曲目を練習すると発表していた。
が、19時まで使えるんだったら、
第1部の曲目も練習できるんじゃなかろうかと予想していた。
そして実際、第1部の曲目も練習できた。

それにしても、この日の暑さときたらなかった。
暑いのか寒いのかどっちが好きかと聞かれれば、私は「暑い」と応えるが、
こうも急に暑くなるとバテる。
何度も休憩を挟み、そのたび椅子に張り付くように座り込んでしまったのだが、
脚、特に太腿に疲れが溜まっていた。
朝からチョイと飛ばしすぎたようだ。

19時、練習終了、疲労困憊。
指揮者がこれなんだから、
プレイヤー諸氏はもっと疲れておられたのではないだろうか。
いや、若い人は大丈夫か。

このあと私は大阪へ向かった。
夜勤である。
果たして朝5時の仮眠OKタイムまでもつだろうか不安だったが、
妙にテンションが高くなったままで、
不思議なことに全く眠くならない。
普段の泊り勤務のほうが睡魔との戦いが大変なのに。

明けた(月)は健康診断である。
はてさて、どんな結果が出ることやら…