2015年05月
日曜練習というと、大概は会館の創造活動室か小ホールを朝9時から夕方5時まで借りて合奏します。
本年度のこれまでは、
・お昼3時くらいまで小返ししたのち、全曲ぶっ通し
・朝イチで全曲ぶっ通したのち、夕方まで一曲ずつ小返し
というスタイルで進めてきました。
ぶっ通しというのは、兎にも角にも全曲やれるという大きなメリットがあります。
本番を見据えたペース配分を考えることができます。
曲間で移動しなければならない場合、狭い舞台のどこを通るべきか、何を持って動かないといけないか(ミュートの忘れ物はないか等)確認できます。
しかし、演奏の質がとかく荒くなりがち。
そこで5/10(日)と5/31(日)の2回はぶっ通しナシ。
ある曲を通し、小返しし、また通すという、いわゆる「3回擦り」を基本線として取り組むことにしました。
次の曲も同じように。
時間のかかるやり方なので、2回に分けました。
※※※
5/10(日)は京阪・丹波橋駅前にある呉竹文化センターの創造活動室を借りての練習。
鉄道利用の楽員にとっては便利な場所です。
トラックでの運搬は細い道を通らないといけないので厄介。
でも、呉竹の創造活動室は1階にあるので階段の昇り降りがなく、その点は楽です。
この日のメンバーは…
ピッコロ ×1
フルート ×3
E♭クラリネット ×1
B♭クラリネット ×5
ソプラノ・サックス ×1
アルト・サックス ×1
テナー・サックス ×1
バリトン・サックス ×1
トランペット ×6
ホルン ×6
トロンボーン ×3
ユーフォニアム ×1
テューバ ×1
ストリング・ベース ×1
パーカッション ×3
そして私を加えた36人でした。
合奏したのは7曲。
最初からやらないと決めていた曲だけでなく、数曲こぼしました。
それらは5/31(日)に優先的に取り組みます。
凄いなと思ったのは『ペルセウス』の静かな場面。
遂にイメージ通りの優しい感じが出た!と思いました。
そして思いもよらず、指揮をしながら私は星々の輝く夜空を見ていました。
この場面、ペルセウスやアンドロメダの描かれた星座の世界を表現しているのかもしれません。
ホルンは皆勤賞です。
本番出演メンバー全員が揃いました。
が、音は揃いませんでした。
練習課題が残りましたな。
というように、いいこともあれば、そうでないこともある。
「三歩進んで二歩下がる」の繰り返し。
それが音作りなのかなぁと思います。
明日(5/10)を含めて、日曜日に集合しての合奏が残すところ3回となりました。
それを控えた5/8(金)のレギュラー練習を、たまには指揮者らしく述べてみましょう。
※※※
そもそも「指揮者のひとりごと」は、練習の様子を外部の皆さんにお伝えすると同時に、練習に参加できなかった「楽員」にも伝え、次回参加時の一助とするためのものでした。
にもかかわらず私が脱線を繰り返すもので、新コーナー「せせらぎ人語」が設けられ、ここでプレイヤー目線での練習報告がなされるようになったのです。
と同時に、本コーナーで指揮者の立場からの練習報告があっても悪くなかろうと思い、書くことにしました。
合奏で伝えきれなかったことなんかも書くことができるし、よいかも知れませんな。
※※※
この日は…
ピッコロ ×1
フルート ×3
B♭クラリネット ×5
アルト・サックス ×1
テナー・サックス ×1
トランペット ×6
ホルン ×4
トロンボーン ×2
ユーフォニアム ×1
テューバ ×2
ストリング・ベース ×1
パーカッション ×1
それに私を含めた33人での練習でした。
さらに見学の方をお二人迎えました。
みんなで揃っての基本練習はK藤さんが指揮をとってくれました。
私がすんなり退社できず、ちょいと遅れたものですから。
そんな訳で私は『コラール・レリジョーソ』から振らせてもらいました。
次の曲は本番で披露する『風之舞』。
割と短いテーマが断片的に登場するような、音の点描画みたいな楽曲。
プレイヤー諸氏にとっては音の繋がりが意識しにくいかも知れません。
が、ブツ切れにならないよう、どこまで旋律線が続いているのか考えながら演奏することが大切だと思いました。
そう、考えること、大切です。
何気なく出す音と、「こういうつもりで出したい」と思った音とでは、明らかに違います。
次は『ペルセウス』。
今でも転調についていけず、単純なミスが出るのが残念です。
不注意はいけませんな。
これも「考えて音を出す」ことに繋がりますね。
吹き過ぎで(強奏し過ぎて)音が合わなくなるのも修正したいですね。
熱く演奏する自分と、冷静に音を聴いて判断する自分。
相反する二つの意識を融合したいものですな。
四つ葉のクローバーって奴ですか?

ゴールデンウイークの予定
・散髪
・朝顔の種まき
この2つを連休初日にこなした私は、見事に何もしていません。
映画館にも行ってません。
私は人混みが大の苦手なのです。
・スコア読み
これを連休中にやろうと前もって決めてました。
まずは『レ・ミゼラブル』の読み切れていなかったところを徹底的に読みました。
割とすんなりいきました。
『レ・ミゼラブル』はいろんな歌のメドレーですが、基調となっているものに共通点が多いのです。
特にコード(和音)進行は、よ~く読むと同じで、上に乗っかるメロディが変化しているという箇所も多い。
イコール、読みやすいのです。
これまた読み切れていない感の強い『風之舞』を読み始めたところ、読めない!
難しい!
イコール、眠くなってくるのです。
いかんいかん!
全曲深読みを目指していましたが、『風之舞』で終わってしまうのでしょうか…
藤2015年5月3日
近所の酒房「たなかや」で、女将さんがしきりに言うのです。
「京都御苑の今出川御門を真っ直ぐ南に行くと、沢山の花が咲いているんだけど、何の花か分かります?」と。
私はいつも今出川御門を潜ってすぐに南東方向に向かう径に折れてしまうので分からない、と答えました。
今の季節だとツツジかハナミズキなのかな…
とにかく教えられたとおり、見に行くことにしました。
答えは藤だったのです。

藤と言いますと、藤棚を想像するかと思います。
人の背丈より少し高いくらいの棚に行き渡らせた藤です。
が、ここの藤は高木に絡まり、高所に至って咲いているのです。
おそらく15~20mの高さがあると思います。
仮にここをよく通っていたとしても、私は気が付いていなかっただろうと思います。
近衛池を挟んで西側の糸桜は有名になりましたが、池の東側の藤は知る人ぞ知る、でしょう。
近衛池は近衛邸の跡地。
近衛家といえばもともと藤原氏。
藤が生えているというのはそれと関係がありそうですね。
新しい記事 »