2015年05月

失敗体験、成功体験2015年5月31日

5月29日(金)の練習は

ピッコロ ×1
フルート ×4
B♭クラリネット ×5
バス・クラリネット ×1
ソプラノ・サックス ×1
アルト・サックス ×2
トランペット ×4
ホルン ×5
トロンボーン ×3
ユーフォニアム ×1
ストリング・ベース ×1
パーカッション ×4

さらにパーカッションの助っ人お一人にも参加していただき、私も含めて計34人で合奏を行いました。

また5月31日(日)、右京ふれあい文化会館での臨時練習は

ピッコロ ×1
フルート ×4
E♭クラリネット ×1
B♭クラリネット ×4
バス・クラリネット ×1
ソプラノ・サックス ×1
アルト・サックス ×2
テナー・サックス ×1
バリトン・サックス ×1
トランペット ×6
ホルン ×5
トロンボーン ×3
ユーフォニアム ×1
テューバ ×1
ストリング・ベース ×1
パーカッション ×5

さらにパーカッションの助っ人お一人にも参加していただき、私も含めて計40人での合奏でした。

苦労に苦労を重ねて、遂に成功したリズムがありました。
おめでとうございます。
ホントによかったです。
(5/22の「人語」と関係あります)

「失敗は成功の母」という諺があったと思います。
失敗を重ねるからこそ、どうしたら上手くいくのかを探り当てることができるのだと思います。
なのでトライし続けることはとても大切だと思います。

と同時に、もっと丁寧に練習したほうがいいのにな、という個人練習を見聴きすることがあります。

例えば、明らかに指が回っていないのに、速いテンポで何小節もさらって、結局何度もミスし続けるようなケースです。
自分をもっとよく観察して、どうしても引っ掛かるポイントだけを抜き出すとか、幾らでも工夫できる筈なのになぁ~、と思いながら声をかけない俺もダメやなぁ~と思うのです。

私の高校時代の恩師は、出来ないテンポで何度さらってもダメで、出来るテンポで「成功」の感覚を掴み、その上でテンポアップするのでないと本当の演奏テクニックは身に付かないと教えてくださいました。
それを実践したのが私の高校時代で、地味な毎日でしたが、おかげで高校1年だった時と3年になった時では、雲泥の差だったと記憶します。

せせらぎプレイヤーの皆さんも、自己分析と、落ち着いた稽古を積み上げてもらえるとさらに良いんやけどなぁ~と思います。

演奏を始める前の精神集中2015年5月26日

どんな楽曲でも、演奏を始める前の雰囲気作り、気持ちの入れ方は難しいものです。
特に何かする訳でなく、普段どおり、平常心を保ってスタートするのがいい楽曲もあります。
が、大概は何かのスイッチを入れるように気持ちを持っていかないとうまくいかないのです。

今回、最も苦労しているのは『レ・ミゼラブル』。
弓矢を放つかの如く、引き絞った緊張感が必要だと感じています。
映画の冒頭、あれはジャン・バルジャンをはじめとした囚人たちが船のドッグで使役されているシーンだったと思います。
あの緊迫感を思い浮かべます。

先日、久しぶりの夜勤で JR 東海道本線を大阪へ向かう際、美しい夕焼けと出会いました。
あれは『旅愁』を始める前に思い浮かべる情景としてピッタリだったと思います。

『アンの愛情』を読む2015年5月25日

NHK の朝ドラと、吞み屋の女将の影響で読み始めた「赤毛のアン」シリーズ。
第1巻の『赤毛のアン』からスタートし、第2巻『アンの青春』、第3巻『アンの愛情』と読み終えました。
まだまだ続くシリーズですが、『アンの愛情』で一区切りを迎えた感があります。

最初、「アンっていうのはよくしゃべる女の子やなぁ~」と思って辟易していましたが、だんだん感情移入していくのが不思議でした。
きっと、原作者モンゴメリさんの原文だけでなく、村岡花子さんの翻訳の美しさも手伝ってのことだと思います。
ここまで紆余曲折ありましたが、『アンの愛情』のラスト、私も一緒に「ああ、良かったね」と思うことができました。

「いい歳やのに赤毛のアンもないやろ」と思われるかもしれません。
私も最初はそんな感じがありました。
でも今では、電車の中で本のタイトルを人に見られても恥ずかしいなんてことはありません。
美しい文学はあくまで美しいのですから。

『サザエさん音楽大全』を聴く2015年5月24日

『サザエさん音楽大全』というのは、「サザエさん」の主題歌や劇中音楽が収録された CD のことです。
JEUGIA 三条本店のアニメ・コーナーで、『宇宙戦艦ヤマト』コーナーの横に置いてありました。
それに気が付いたのは何か月も前。
買うべきかどうか悩んでいましたが、2週ほど前、遂に意を決して購入しました。

決心したのは、現在せせらぎで練習中の『サザエさんア・ラ・カルト』の暗譜が困難を極めたのがきっかけです。
どの曲も曲調が似ているので、特徴を捉えて覚えるのが難しいのです。
『サザエさん音楽大全』を聴いて頭の中を整理しようと思いました。

なんと57トラックもあるこのアルバム。
どの曲にもちゃんと「曲名」がついています。
劇中音楽については、おそらくこの CD を作るのに際して曲名が与えられたのではないかと思います。

面白いので、『サザエさんア・ラ・カルト』に登場する順番に曲名を列挙してみます。

・サザエさん(曲頭~)
言わずと知れた「お魚くわえたドラ猫~」ではじまる主題歌

・サブタイトル4(練習番号A~)
いつも3話ずつ放送されますが、各話のタイトル(つまり全体のタイトル「サザエさん」に対してのサブタイトル)の所で使われることが多いのでしょう。
CD にはサブタイトルとして1から5まで収載されています。

・波平のテーマ2(練習番号C~)
CD には波平さんのテーマとして2曲入っていました。

・タラのテーマ1(練習番号D~)
CD にはタラのテーマが3つ。
この曲名だけ見ると、『風と共に去りぬ』を思い出しますが、もちろんタラちゃんのテーマです。

・曲名不詳(練習番号F~)
アニメでよく聴きますが、CD には入っていませんでした。
なんとなく波平さんのテーマの一つのように思うのですが…

・タラのテーマ2(練習番号G~)
タラちゃんのイメージにピッタリだと思います。
タラちゃんの足音が聴こえてきそうです。

・カツオのテーマ3(練習番号H~)
CD にはカツオのテーマが5つも入っていました。
飄々とした感じがします。

・サブタイトル5(練習番号J~)

・楽しい磯野家 or 磯野家の団欒1
CD にはアレンジを変えて2回登場しました。
ちなみに「磯野家の団欒」というのは3つありました。

・エンディング2(練習番号Nの5小節目~)
上記の「楽しい磯野家」に被せる形で、フルートやサックスに登場するメロディ。
おそらく、各話のエンディングで使われることが多いのでしょう。

・サザエさん一家(練習番号P~)
「ほらほらみんなの声がする~」の、番組終わりの歌。

・レッツ・ゴー・サザエさん or 予告用 BGM
「レッツ・ゴー・サザエさん」という歌を基に作られたのが予告のバックで流れる音楽だと思います。
これを聴いたら日曜日が終わるような気がします。

やっぱり縦の線を合わせるのは難しい2015年5月23日

5月22日(金)は、

ピッコロ ×1
フルート ×2
B♭クラリネット ×4
ソプラノ・サックス ×1
アルト・サックス ×2
トランペット ×4
ホルン ×6
トロンボーン ×4
ユーフォニアム ×1
テューバ ×2
パーカッション ×4
そして私の計32人で練習しました。

(上記にはトロンボーンの新入団員お一人を含みます)
(また、この日はフルートの見学者をお一人お迎えしました)

予定していたのは、
『ハンティンドン・セレブレーション』
『レ・ミゼラブル』から「ワン・デイ・モア」以降
『美中の美』
でしたが、
『美中の美』は時間の都合でできませんでした。

正確なリズムをテーマに合奏しましたが、やはり表題の通りで、縦の線を合わせるのに苦労しました。
また、縦にばかり気を取られたからか、音の高さが合わなくなっていくのも気になりました。

楽譜への習熟、と言うと重いですが、もっと平たく言うと楽譜への “ 慣れ ” が必要なのではと感じました。
聴きあいっこして音の縦や高さを調整する余裕ができてくるといいのではないかと思います。

縦の線を合わせる その22015年5月19日

合奏形態でやっている訳ですから、どんな楽曲をやる場合でも基本なのが“ 縦の線合わせ ”。
その面で特に苦労しているのが『レ・ミゼラブル』の中の「ワン・デイ・モア」。

実はそれだけではなく、私としては『ハンティンドン・セレブレーション』と『美中の美』も “ 縦 ” が難しいなと感じています。

これら2曲は、サラッとできそうなイメージがあるかも知れません。
それが “ 罠 ” なのかも。

『ハンティンドン』では、何となくダレた感じがしてくるのです、途中から。
私の責任が一番大きいと思うのですが、なかなか緊張感が維持できなくて。
それで段々合わなくなっていくような感じ。

『美中の美』は「ワン・デイ・モア」と同じく、付点8分音符+16分音符がうまくいっていないように思います。

『美中の美』は速いテンポでの難しさ、「ワン・デイ・モア」はゆっくりしたテンポでの難しさに直面しているようです。

今のうちにテンポの上げ下げで楽員の皆さんを「揺さぶり」ながら、テンポとリズムの噛み合わせを確認していきたいと考えています。
やっぱり、個人レベルでの「メトロノームにらめっこ」も大切だと思います。
基本中の基本ですから。

サクソフォン四重奏を聴く2015年5月18日

龍谷大学吹奏楽部のサクソフォン四重奏が公開収録されるというので、新装なった NHK 京都へ聴きに行きました。

今年3月の全日本アンサンブル・コンテストで金賞を受賞されたそうです。
まずはその受賞曲を演奏されたのですが、まあ、凄いのなんのって!

インタビューされていたのですが、龍谷大学吹奏楽部には約160人が所属し、サックスだけでも30人近くいるとのこと。
一軍登録を目指しての競争も激しく、日々、切磋琢磨してはるのでしょうな。
精鋭4人がソプラノ、アルト、テナー、バリトンの各サックスでコンテストに出場し、全国大会で金賞受賞。
そりゃ、上手な訳です。

計5曲演奏されたのですが、中でも NHK 大河ドラマ『花燃ゆ』のテーマ音楽が圧巻でした。
弱奏から強奏まで見事なバランス。
特に難しい弱奏のアタック(音の出だし)がピタッとはまり、聴いてて気持ちよかったです。

こないに凄くてもアマチュアなんですよね。
ホントにビックリでした。

西国街道を歩く2015年5月17日

TOHO シネマズ二条で『ニュー・シネマ・パラダイス』を観たあと、もう一本ハシゴしようと思っていました。
しかし、昼食後に猛烈な眠気が襲ってきて、「こりゃ一眠りせんと無理やな」と。
そういうときはひたすら歩くに限るのです。

阪急電車の大山崎駅に降り立ちました。
以前、ここを起点に天王山に登ったことがあります。
今回は西国街道を歩いてみようと思い立ったのです。

毎日新聞に西国街道の記事が載っていたり、普段の通勤でこの辺りの風景を眺めていて、「歩いてみたいなぁ」と思っていたものですから。

事前に調べていた訳ではなく、またスマホで調べようという気もなく、行き当たりばったりで西に向かって歩いた道が「西国街道」。
ビンゴでした。

途中、水無瀬神宮に立ち寄りました。
普段、阪急電車から「いい森やなぁ」と思いながら眺めていたのです。
名水で有名らしく、水を汲みに来る人がひっきりなしにいてはりました。
混雑が嫌いな私はパス。

ただひたすら歩くと、JR 島本駅前に辿り着きました。
ここの駅前公園も、JR に乗ったときに気になっていたのです。
楠木正成ゆかりの公園らしいです。
案内板をちゃんと読まなかったんですが。

ひたすら当てもなく歩いていると止まらなくなってきます。
何となく「西国街道で高槻まで歩くのが今日の目標かな」と思っていたのですが、
田んぼで突き当たりになってしまいました。
いつの間にか西国街道からはずれてしまっていたようです。

結局、少し京都方面に引き返し、阪急の上牧(かんまき)で電車に乗りました。

上牧駅から高槻方面を眺めましたが、いやはや、遠いですな!
私が歩くの大好きアルキニストと言っても、こりゃ、ヘトヘトになったことでしょう。
おそらく、4万~5万歩コースだったことでしょう。
(この日は26,000歩でした)
過ぎたるは何とか、ですな。。。

縦の線を合わせる2015年5月16日

5/15(金)の合奏は、
ピッコロ ×1
フルート ×4
B♭クラリネット ×3
バス・クラリネット ×1
ソプラノ・サックス ×1
アルト・サックス ×2
バリトン・サックス ×1
トランペット ×5
ホルン ×3
トロンボーン ×3
ユーフォニアム ×1
テューバ ×1
ストリング・ベース ×1
パーカッション ×5
そして私の計33人で合奏練習を行いました。
(頑張ってスタジオに到着したけれども演奏には参加できなかった、という人は残念ながらカウントしていません)

また、見学の方をお二人お迎えしました。

私としては、『レ・ミゼラブル』の “ 縦の線を合わせる ” ことを目標に掲げました。

まず第一に、12/8拍子・アレグロの「一日の終わりに」「最後の戦い」のリズムの噛み合わせに不安があったからです。
速い動きの中での「音の当たり」、つまり短い発音時間で正確に音を当てはめることができているかも確認したいと思いました。

テンポを落として、とにかく一所懸命練習しました。
これからも気をつけてやっていきたいと思います。

第二のポイントは「ワン・デイ・モア」のリズムの噛み合わせ。
こちらは4/4拍子で、テンポは割とゆっくり。
一見簡単そうに見えるんですが、付点8分音符+16分音符が並ぶと、テンポにはまらなくなるのです。
調性の難しさも大いに関係していると思いますが、どんな調が来ても出来るようになりたいものです。
すんなりとはいきませんが。

こちらも一所懸命練習しましたが、まだまだ。
個人レベルでのメトロノームとのにらめっこも必要かな。

とにかく、「ワン・デイ・モア」は来週も継続したいと思います。

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を観る2015年5月13日

何の気なしに TOHO シネマズ二条のホームページを見ていたら、なんと『ニュー・シネマ・パラダイス』がかかっているではありませんか!
「午前十時の映画祭」が今でも続いているのでしょうか?
ナイスですな!
楽曲研究を兼ねて観に行きました。

冒頭であの美しい旋律が流れて、いきなり泣きそうになりました。
オジリナルではヴァイオリンが旋律を奏で、リピートした際にサックスが重なるのですね。

全編を通してモリコーネの音楽が素晴らしく、映画の中に吸い込まれそうでした。

ところで、公開時間が124分で、私としてはアッという間に終わった感がありました。
というのは、私がかつてこの映画を観たとき、3時間弱かかった記憶があったからです。

それもその筈、以前私が観たのは173分かかる「ディレクターズカット版(完全版)」だったのです。
記憶があやふやですが、おそらく NHK の BS プレミアムでかかっていたのを観たのでしょう。
そこには30年振りに故郷に戻った主人公トトの、かつての恋人エレナとの再会と別れが描かれており、この映画の切なさを増幅させていました。

日本で最初に公開されたのは124分版。
つまり、今回私が観たバージョン。
エレナとの30年後のエピソードはすっかりカットされているのでした。

これは私の勝手な想像ですが、173分はあまりに長いということで、124分に短縮して日本公開されたのだと思います。
そして多くの人が、このバージョンを観て絶賛したのでしょう。
異例の大ヒットになったと聞いています。
それがあったからこそ、何年か経った後のディレクターズカット版(完全版)公開(あるいはビデオ販売?レンタル?)が可能だったのではないでしょうか。
『ニュー・シネマ・パラダイス』は素晴らしいという素地ができていたというのは大きいと思います。
何せ、173分は長いですからね。

ところが、私が最初に観たのが173分だったのです。
そこには、30年前のトトとエレナの別離の真の理由や、トトの師匠アルフレードの愛の深さがもっともっと描かれていたと思います。
なので、124分版は、私にはもの足りなく感じました。
けれども、映像と音楽の繋がりを感じ取るには充分でしたので、これはこれでヨシ、といたしましょう。