『進撃の巨人』研究2015年9月20日

8月の依頼演奏で、テレビアニメ『進撃の巨人』のテーマ音楽、『紅蓮の弓矢』を演奏しました。
『進撃の巨人』の世界観を感じておく必要があると思い、映画化されたアニメの前・後編を観、実写映画化されたバージョンの前編も観ました。
が、巨人誕生の秘密は全く明らかにされず、気持ち悪いままでした(私なりの憶測はできましたが…)

『紅蓮の弓矢』を再び演奏する予定は、今のところありません。
だから『進撃の巨人』を研究する差し迫った必要性もありません。
けど、気になりますがな。

えげつない表現に耐えんとしゃあないなと思いつつ、実写版の後篇を観てきました。

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ここから先、映画の結末に関わることが出てきます。
映画をご覧になっておらず、これから観に行こうと思っている方は、ここまでで打ち切られることをお勧めします。

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巨人誕生の秘密、完全には明らかになりませんでした。
が、おそらく何らかの人体実験か、生物兵器製造により、人間が巨人化したようです。
『風の谷のナウシカ』の巨神兵とは成立過程が違うようです。
が、『超時空要塞マクロス』の巨人の軍隊・ゼントラーディとはどこか似ています。

ラストで、エレンとミカサは壁の外の世界に広がる海を実際に目にし、壁の内側の世界から飛び出そうとする希望を感じさせました。
が、壁の外には巨人がウヨウヨいるのでは?
その危険を冒してでも、人間は広い世界を目指すものなのだ、というのがこの物語のテーマなのかもしれません。

ところで、壁の内側だけが、全人類の生息圏ではないのではないかと思っていました。
例えば、地球上の他の場所にも壁に囲まれた世界があるとか、巨人を操るA国が敵のB国人を壁の中に押し込めたのだとか。

エンドクレジットのあと、謎の声が聞こえてきます。
「実験区から2つの検体が抜けだした…」
やはりか、と思いました。

原作のコミックスがまだ完結していないようですから、きっとコミックスでは謎が解けるのでしょう。
あるいはコミックスも謎めいた終わり方をするのでしょうか。