テンポの幅2019年5月25日

例えばドの音が、
ちょっと高いと「ピッチが高い」と言うし、
ちょっと低いと「ピッチが低い」と言います。

つまり、音の高さには幅があります。
各楽器でこれがピタッと合うと、
とても気持ちイイ響きが得られるのです。

そして、聴こえやすさにも繋がっています。

ベルが後ろを向いているホルンが、
たった二人しかいない場合でも、
音がピタッと合っていると、
大人数のトランペットやトロンボーンを相手にしても、
ちゃんと音が通ってくるのです。

ところで、テンポにも幅がある、と私は思っています。

例えば4分音符=120で進行する楽曲があったとして、
メトロノームで計ったら120には違いないのですが、
少し前に行きたがっている、126に近づこうとしている120と、
少しもたれかかっている、116に近づこうとしている120があると思うのです。

テンポには揺らぎがあるものですから、
ピッタリ120でないといけないというものでもないのですが、
転がりそうになっているは抑え気味にしたいし、
もたり気味のときは煽りたいと思います。

が、やり過ぎるとまた変な方向に行ってしまいそうで、
匙加減がとても難しいのです。

煽り過ぎてもいけないし、緩めすぎてもいけない。2019年5月25日

5月24日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 2
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 1
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 1
テューバ × 1
パーカッション × 4(エキストラ2含む)

そして私の計24人で合奏しました。

リードの『第2組曲』が合奏の主眼でした。

ちょいと気になるのが、
第3楽章の「ノリ」です。

テンポ設定が遅めかな?
と思ってメトロノームで確かめてみると、
遅くも速くもなく、
ほぼ指定通り。

あまり煽らないように気を付けてきましたが、
ちょっと緩めすぎになっていたかもしれません。

いい塩梅を探りたいと思います。