2012年07月
早朝2012年7月28日
いやいや、お暑うございます。。。
小学生の頃、
涼しい朝のうちに宿題をしろ、
昼からは昼寝しろ、
などとやかましく言われたもんです。
午前中が涼しいなんて思ったこともなかったし、
遊びたくてウズウズしている昼に寝るなんてできませんでした。
が、歳をとりましたな。
朝、5時とか6時とかに目が覚めちゃいます。
日によっては3時とか4時とか。
水を飲んだ後、もう一回眠ろうと試みます。
眠れたらそれでいいのですが、
もう寝付けないとなったら、
諦めて起きてしまいます。
もう一杯水を飲んだら、
スコアを読みはじめます。
すると、ヒヤ~っと涼しい風が!
そう、早朝は涼しいのです!
それがやっと分かりました。
出勤は、京都御苑の北辺から四条河原町か四条烏丸まで歩きます。
何て暑いことを…と思われるかもしれませんが、
日蔭なんて涼しくて気持ちいいのですよ。
もちろん、直射日光を浴びれば猛烈に暑いですが。
そして、冷房が程よくなった(と私は感じています)阪急電車で、
快適に大阪に向かいます。
問題は、昼食後ですな。
休みの日は、それこそ小学校の先生に指導されるまでもなく、
気持ちよく昼寝です。
しかし、勤務日は…猛烈な睡魔との闘い!
さて、皆さま方はこの酷暑の中、
いかがお過ごしでしょうか。
熱中症にくれぐれもご注意ください。
岐路2012年7月26日
イチロー選手が宣伝に出ているワコールのアンダーウェア「CW-X」。
これがなかなかフィットするので愛用して数年になりますが、
洗い換えがもう一着必要だと思って買いに行ったのが月曜日。
数年後に社内の配置の大移動があるので、
少しずつ少しずつデスクの整理を始めています。
その影響もあってか、
自宅のデスクもちょこちょこ整理を進めています。
すると、
「侍ジャパン、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2連覇!」
が1面を飾る新聞が出てきました。
もう充分心の中に残っている出来事だし、
決勝戦の映像をブルーレイ(自身の持つ唯一のブルーレイ!)に残してあるので、
新聞はもう処分していいな、
と判断したのも月曜日。
そして、火曜日の朝。
テレビから「~がヤンキース移籍」という声が聞こえてきました。
誰が、というのが聞こえなかったのですが、
間違いなくイチロー選手だと思いました。
そして、その通りだったのです。
10年連続200安打が途切れ、
去年も今年も成績が振るわない。
若手ばかりのチームの中での大ベテラン。
もしかしたら彼は今シーズンで引退しようと考えているのではないか?
私はそんな風に感じていたのです。
が、トレードにより新天地を求める。
なるほど、その手があったか!
唸らされました。
決して諦めたわけではないと分かったからです。
イチロー選手があれだけ範を示しながら、
全くといっていいほど反応しないマリナーズの選手たち。
(マリナーズの皆さん、申し訳ありません)
きっと張り合いがなかっただろうな、と思います。
しかし、ヤンキースに行けば、
大好きな野球の話がかみ合うトップ・プレイヤーたちが沢山います。
そんな選手たちの中では試合に出ることさえ厳しいかもしれませんが、
逆にそんな切磋琢磨があるほうが、
イチロー選手にとっては楽しいのではないだろうかと思います。
これからも見守っていこうと思います。
さて、自分自身が人生の岐路に立ったとき、
イチロー選手のような決断ができるでしょうか?
NHK大河ドラマ『平清盛』。
画面がどうのとか、
視聴率がどうのとか、
何かとケチをつけられているようです。
しかし、私にとってはとても面白いドラマです。
そもそも松山ケンイチという俳優が好きで、
彼の俳優としての成長ぶりと、
人間・清盛の成長ぶりがオーバーラップするような感じで、
私は毎週欠かさず観ています。
松山ケンイチ=清盛が、
覚悟を抱いて生きている様子がよく描かれていると感じています。
あのヒゲの伸び加減も絶妙やな、と感じ入っております。
世の中、いろんな意見があるでしょうが、
私にとって『平清盛』は抜群に面白い。
それでいいんじゃないかと思っています。
街でバッタリ知り合いと会うこと、ありますよね。
そんな中でも、ある一人としょっちゅう出会う不思議さを感じることがあります。
私にとって、それは「アベ君」という、高校の同期生。
最初はトランペット吹きでしたが、
確か高2のときにコンバートされて、
私と同じホルン吹きになりました。
高3のコンクール関西大会の前日、
絶好調のパート練習を一緒にやったのもアベ君でした。
高校卒業後、アベ君は仏具屋さんに就職したので、
お仏壇やお位牌も彼のお世話になりました。
アベ君はお店の車で営業のため走り回っており、
私は徒歩でウロウロするアルキニストですから、
まあ確かに会う確率はそれなりに高いかもしれませんが、
それにしてもしょっちゅう会います。
1000年を遡った東北でお世話になったのが「安倍一族」であったと語り伝えられる私にとり、
やはり不思議な縁を感じざるを得ません。
アベ君によると、ご先祖様は岐阜の出身だそうです。
東北の「安倍」とは関わりないのかなぁ…
でも、戦国時代「は」岐阜にいたということで、
平安時代まで遡ればやっぱり東北で繋がることはないのかなぁ…
今年の演奏会は大雨で、
ご来場いただいた皆様には大変なご苦労をおかけしました。
楽団員も楽器運搬に大変苦労しました。
それとはひきかえに、例年より涼しい一日でした。
私自身、だいぶ体が楽でした。
演奏会の録音を聴かせていただきましたが、
ほぼ指揮台で聴いた印象のままです。
ナイスな録音でした。
と同時に、
本番の記憶を失っていなかった自分にビックリしました。
実は、例年、演奏会のどこかで意識が飛んでしまうのです。
「えっ、指揮者がそんな筈ないやん!」
と思われるかもしれませんが、さにあらず。
あの暑さにやられてしまうのです。
無意識のまま指揮している場面が、実はあるのです。
対「暑さ」トレーニングは怠りなく行っているつもりです。
何せ、7月に定期演奏会を開催する楽団ですから。
それでも持たなくなるんです。
それが今年は大丈夫だったのは、
ひとえに気温が低めだったおかげでしょう。
大雨でご迷惑をおかけしましたが、
逆に演奏者(指揮者を含めて)の集中力を高める、維持することもあるのです。
祇園祭2012年7月17日
長年京都に住んでいますが、
未だに山鉾巡行を生で観たことがありません。
今年も、テレビ中継でちらっと観る程度です。
宵山や宵々山の歩行者天国の猛烈な人混み、
大学時代に経験しました。
普段なら5分で歩ける距離が、
2時間かかったのです。
それ以来、歩行者天国という名の地獄とはご縁がありません。
けれども、空いているときなら山や鉾を観るのはいいもんです。
そんな訳で、昨日、つまり宵山の日の朝、
出勤がてら見物させていただきました。
午前8時台、空いていました。
が、それなりに観光客の方々が観て回っておられました。

いよいよ夏本番だな、って思います。
夜勤で大阪にいた私は、
多くの気象速報と出くわしました。
気象庁のホームページで「降水レーダーナウキャスト」を見てみると、
午前2時から午前5時くらいにかけ、
京都市の北区、右京区、亀岡市の辺りが、
1時間の降水量64ミリ以上を示す赤い表示でした。
九州北部で甚大な被害が発生しましたが、
京都でも大きな被害が発生しました。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
夜勤が明けて京都に戻った私は、
鴨川に行ってみました。
御池大橋のところで河川敷に降りようとしたのですが、
立ち入り禁止となっていました。
土手を北上、
二条大橋の少し北のところで立ち入り禁止が解除されていたので河川敷に降りました。
私が鴨川の横を歩いたのはお昼の12時半から1時の間くらいで、
御池通りから今出川通りの間。
その時間帯、水は河川敷に溢れてはいませんでしたが、
流木が河川敷に打ち上げられているところが多く見受けられました。
こんな鴨川を見たのは生まれて初めてのことです。

写真は今出川大橋から上流を望んだものです。
画面左側が賀茂川、右側が高野川。
ちょうど今出川大橋のところで合流、鴨川となります。
こんな水量は見たことありません。
川の中には「亀石」というのがあって、
ジャンプしていって向こう岸に辿り着くことができるんですが、
全く見えなくなってしまっています。
基本練習して、
さらっと通す程度に『コラール』を合わせて、
それから本腰を入れて楽曲の練習に入る。
これまでこんな感じだった合奏の入り方ですが、
『コラール in E♭』に取り組むにあたって、
これをもう少し掘り下げてみることにしました。
調が変わることで合わせづらくなったようですので。
音の動きが一致するパートだけ抜き出してみたりすると、
おやおや、なかなか合っていないですねぇ~
まずは自分の「仲間」を見つけ出し、
シンクロ具合がどうか確かめながらプレイすることが重要ですね。
基本中の基本、「聴くこと」、大切ですな。
私ももっとスコアを深く掘り下げてみようと思います。
私は、せせらぎコンサートのプログラムに、できるだけ口を挟まないようにしています。
私の意見を通すと、尊敬するフレデリック・フェネルさんの好きそうな曲ばかりになってしまいそうで、
果たしてそれが現代の人々の好みと合致するかどうか疑問視されます。
また、選曲に全く関わらないことで、
全く予期しない楽曲と出会うことができます。
そのほうが音楽人生が豊かになるんじゃないかと思うのです。
『A Song For Japan』という楽曲も、全く知りませんでした。
第25回せせらぎコンサートの準備を進めていくうち、少しずつこの曲の精神と触れ合うようになりました。
そして共鳴しました。
阪神淡路大震災とともに、
私の中から東日本大震災の記憶が失われることなどあり得ません。
忘れません。
トロンボーン・プレイヤーズ、
せせらぎプレイヤーズとともに、
強い念を込めて演奏させていただいたつもりです。
東北は、1000年を遡る私の故郷ですから。
※※※
微力ながら、私も募金に参加させていただき、
プロジェクトのステッカーを頂戴しました。
自家用車があればウィンドーに貼るのですが、
所有しておりません…

そんな訳で、勤務先のデスクに貼らせていただきました。
決してふざけている訳ではありませんゾ。
『コラール in E♭』に加え、
せせらぎコンサート後の練習曲をもう一つ用意しました。
フィリップ・スパーク作曲『テームサイド序曲』という曲です。
今から約17年前、ラジオのディレクターをしていたとき、
小学生の金管バンドが演奏する『テームサイド序曲』を録音したことがあります。
軽快な曲を、本当に楽しそうに、軽やかに吹くのです。
私は『テームサイド序曲』に魅せられてしまいました。
フィリップ・スパークというイギリスの作曲家は、
もともとは金管バンド用の楽曲を作曲し、
後にそれを吹奏楽用にアレンジするというパターンの多い方です。
『テームサイド序曲』もそのうちの一つ。
私たちが演奏する楽譜はもちろん吹奏楽用に編曲されたものです。
小学生の演奏があまりにも楽しそうだったので、
演奏会を終えた私たちが練習するにはちょうどいいだろうと思っていたのですが…
聴くのと演奏するのとでは大違い!
ってケースはよくあるもんですが、
これ程なことも珍しいと思いました。
いや、ホントに難しい!
でも、発想を転換すると、簡単でなくてよかったんです。
山はほどほどに高いほうがいい。
時間はたっぷりあります。
じっくり取り組んでまいりましょう。
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