2014年06月

人事異動2014年6月14日

勤め先の人事異動の季節がやってきました。
「あいつが○○部に行くらしいぞ」
とか、
「おいおい、あいつの希望は今年も通らないらしいぞ」
など、
内示の前から噂好きの人たちのヒソヒソ話が盛んになります。

私はというと、
そういう話題にとんと無頓着でして、
異動半年後にA君に電話したら該当部署にいなくて、
それで初めて異動を知ったなんてこと、しょっちゅうです。

また、
私自身の異動が約15年なく(それでありがたいんですが)、
いよいよ無関心さに拍車がかかっています。

そんな訳で今年も私は異動なし。
やれやれ。

ただし、
ちょっとだけ気になっていたのがY田先輩の異動の有無。
Y田さんとは、
私が現在在籍する部署で10年以上席を並べたのですが、
昨年6月に遂に異動してしまわれたのでした。

たった1年で戻ってきてもらうのは難しいだろうと思いつつ、
人事部に働きかけたり、
OB の大先輩に相談したり、
いろいろ活動してみました。

という運動をしたのはどうやら私だけではなかったようです。
もちろん、
Y田さんご自身も動かれていました。

そしたら、何と!
Y田さんのたった1年での復帰が内示されました!
ビックリしました。
良かった良かった。。。

Y田さん、今年はゆったりした気持ちでせせらぎコンサートにお越しくださいませ。

一瞬の、無限の連なり2014年6月9日

人とコミュニケーションすることのできる
「感情認識ロボット」が発売されるというニュースを耳にしました。
それで、ふと思ったことがあります。

以前、楽器が演奏できるロボットが話題になったと思うんですが、
彼らが合奏することは可能なのでしょうか?

楽器を演奏するというのは、
・こう弾きたい、と思って音を出す
・実際に出た音を聴く
・イメージ通りだったか、ズレがあったか検証する
という「一瞬の精神活動」が無限に積み重なったものではないかと考えています。

いくらテクノロジーが発達したとしても、
これがロボットにできるようになるでしょうか?

もしかすると、実現するかも知れませんな、遠い将来には。

でも、間違っても思い通りにいかなくても、
やはり人間が演奏することを辞めてしまいたくはないものです。

新旧ピッコロの “ 乗り ” 具合2014年6月8日

先週の金曜日(5月30日)、
突然、ピッコロ(楽器A)が壊れました。
全く音が出なくなったのです。

ピッコロ奏者のM井さん、慌てることなく修理に出し、
6月1日の日曜練習には別のピッコロ(楽器B)を持って来られました。
何と、全く同じ機種のピッコロをもう一つ持っているのです。

せせらぎには、実にいろんな楽器を持っている人がいますが、
一人で同一楽器の同一機種を2つ持っているのはM井さんだけかも。

実はこれには訳があります。
2011年のせせらぎコンサートで
スパーク作曲『交響曲第1番 “ 大地、水、太陽、風 ” 』を演奏しましたが、
何と、ピッコロを2本用意することが求められる楽譜だったので、
当時大学4回生だったOSSKさんに2nd.ピッコロをプレイしてもらうべく、
同一機種をもう一本購入されたのでした。
せっかくなら、音色を統一させたほうがよいだろうということで。

1st.ピッコロ(楽器A)=M井さん
2nd.ピッコロ(楽器B)=OSSKさん
で練習が進んでいたのです。
OSSKさんの就職も決まり、
何とか関西で働くことができ、
せせらぎの活動を続けてもらうことも大丈夫だろうな…と思っていた矢先に、
東日本大震災が発生したのでした。

OSSKさんの就職先の都合で勤務地が急きょ東京に変更となり、
退団せざるを得なくなってしまったのです。

ピッコロ2本計画はあえなく頓挫。
フルート、E♭クラリネット、ソプラノ・サックスをも巻き込んで、
パート割を練り直して曲作りをやり直していきました。

そして、ピッコロ(楽器B)も日の目を見ることなく、
保管されることとなったのでした。

※※※

6月1日(日)に久しぶりに聴いた(楽器B)の音。
なんだかいい感じなのです。
ピッコロというのは吹奏楽の最高音ですから、
飛び出して聴こえがちになるのですが、
楽団の音に自然にスッと乗っているような感じ。
私にはそんな風に聴こえました。

そして6月6日(金)には(楽器A)の修理も上がったので、
どっちがAかBか私には分からないようにして吹き分けてもらいました。
その結果、私がいいなと思ったのは(楽器B)だったのです。

決め手は自然な “乗り” 具合だったと思います。

化学反応、再び2014年6月7日

ユーフォニアム。
吹奏楽や金管バンドでなければ、
ほぼ編成されない楽器。
管弦楽では限られた楽曲でしか使われません。

私たちは「吹奏楽団せせらぎ」ですので、
ユーフォニアムが編成されるのは当然のことです。

長年、M月さんとF地(旧姓・K田)さんのお二人で、
せせらぎのユーフォニアムを守ってきてくださいました。

…っていう風に「過去進行形」で書くと、
今はそうじゃないように響くかも知れませんが、
実は今も二人で守っていてくれるのです。

ただ、年嵩のM月さんの体調がすぐれず、
もしかすると管楽器であるユーフォニアムが吹けなくなる、
そんな心配があったのです。

ある日、
M月さんはストリング・ベースを抱えてスタジオに登場しました。
「なるほど、管楽器が駄目でも、その手があったか!」
みんなでナ~ルホドとうなずいたのでした。

せせらぎにはストリング・ベース奏者がおらず、
毎年、どう対応するか頭を痛めていたのです。
自らストリング・ベースを弾くことにより、
楽団の懸案事項を解決しようとしてくださったのでした。

と、こういう書き方をすると、
いかにも簡単にストリング・ベースを弾くことができるようになった、
と錯覚されるかも知れませんが、
そんな訳がありません。
物凄い苦労があってのことなのです。
簡単に弾くことができる楽器などありません。

「その手があったか!」と気付いたのは私だけではなく、
打楽器のK原リーダーもそうでした。
「うちも人手不足で困ってるんですけど、手伝ってもらえません?」

かくしてM月さんは、
ストリング・ベースを弾き、
さらには打楽器もこなしていただくことと相成りました。

そしてそして、ユーフォニアムもプレイされます。
演奏する曲は限られますが。

M月さんのユーフォニアムの安定感には、
定評がありました。
というか、普段から評価なんて言葉がないくらい、
当たり前のようにプレイされていました。
イチロー選手がヒットを打つのなんて当たり前すぎて、
ニュースにならないようなのと似ていました。

最近、F地さんはM月さんに隠れている訳にいかず、
矢面に立っています。
それで息切れしてしまっているかといえば、
さにあらず。
度胸の据わった、いいプレイをしているのです。
マー君9勝目!みたいな感じです。

ユーフォニアムというと、
アルト・サックスみたいな花形ではないかも知れませんが、
私から観れば(聴けば)明らかに化学反応が起こっています。
全く音をはずさず、
しかも音色が美しいというのは、
奇跡的な出来事なんです。
レーザー・ビームみたいに凄いのです(⇒イチロー選手の送球)

久々に蛍と出会った2014年6月6日

「二条大橋より上(かみ)の禊川で蛍が見れますよ」
寺町の小料理屋でよく聞かされていたのですが、
なんとなくそちらに足が向かないまま何年も過ごしていました。

が、ふと、鴨川べりを歩いてみたいと思い立ち、
新築なったリッツカールトンの横に行ってみると…

いてはります!
群舞というほどではありませんが、
ふわふわっと舞ってはります!

6月ですな。

選曲について考え中2014年6月4日

といっても、
せせらぎコンサートの選曲ではなく、
せせらぎコンサート後の練習曲を何にするか、です。

何かと楽団の今後のことを考えてくれているK団長の、
「ミニ・コンサート腹案」
もあることと思います。

私としても本番の機会があればいいなぁと思います。

が、やっぱりアンサンブル規模の本番しか見つからなかったとすると、
全体で取り組む「何か」が必要で、
それが「練習曲」な訳です。

毎年、演奏会前の6月には、
演奏会後の7月以降の練習曲について考えます。
今年もその時期が来たのです。

やっぱり「基礎」に立ち返ることを考えます。
そこでホルスト作曲『吹奏楽のための第1組曲』を採り上げたこともありました。
なかなか良かったのですが、
この曲だけで2~3か月というのはチト長過ぎたかも知れません。

昨年はネリベル作曲『交響的断章』をやりました。
これもいい取り組みだった、と私は思いましたし、
何人かのプレイヤーの方々もそう思ってくれました。
が、あまりに難しい曲でした。
スコアを読む立場からすると、
限られた数個の音程を絡み合わせただけの構成と言えなくもないので、
それを丁寧にお伝えすれば曲の面白味を分かってもらえたかも知れませんが、
そこまでできなかったことを大いに反省しています。

選曲の失敗ではなく、
私の勉強不足、伝達能力不足が問題でした。

で、今年はどうしようかな?
ということで、
難易度から言ったら『第1組曲』と『交響的断章』の間くらいの曲を、
数曲用意してみようかな、
などと考え中。

・せせらぎ大好きスパークの、せせコン選曲ボツったのとか
・Fl.I東さんお薦めの米国の古い歌とか
・仏国の各地方をテーマにした組曲とか
・トッカータだけど、行進曲風のとか
・英国のある地方の花束とか
・ラフマニノフの正しく歌!っていうのとか

久々に『NHK歌謡コンサート』を聴く2014年6月4日

最近チャンネルを合わせていなかったのが不思議なんですが…
火曜日の夜8時といえば、『NHK歌謡コンサート』!
久しぶりに観ました。

「福田こうへい」という歌手が出ておられました。
私にとっては初めて見る人。
民謡歌手出身の演歌歌手だそうです。

演歌も歌われましたが、
民謡も歌われました。
曲は『南部牛追唄』。

尺八一本が伴奏するだけ。
歌声と尺八との見事なシンクロ!
聞き惚れてしまいました。

そういえば、中学時代は津軽三味線が好きで、
よくラジオで聴いていたものです。
久しぶりに「日本の音」を集めてみようかな、
と思ったりしました。

6/8拍子はやっぱり難しい2014年6月3日

アルフレッド・リード作曲『第5組曲』。
世界の様々な踊りを集めたこの組曲の、
第3楽章が “ 山伏神楽 ”。
日本が題材となっています。

にもかかわらず、相当な難度。
その理由は6/8拍子だからだと思います。

取り組み始めた当初はゆっくりした6つ振り。
今は、遅くもなく速くもなくの2つ振り。

大体イメージに合う速さかな、とは思うのですが、
振りながら、
私自身がどっか行ってしまう感じになるのです。

少しでも集中力が切れたり、
別のことを考えたりしたら駄目です。

まだまだイメージ・トレーニング(鼻歌練習)が必要です。

猛暑の日曜練習、その後2014年6月2日

当然、呑むわけです。

そして『官兵衛』を観るのです、呑みながら。
ようやく救出され、ホッと胸をなでおろすのです、涙ぐみながら。

そんでもって『ルーズヴェルト・ゲーム』を観るのです、やっぱりアルコールとともに。
思わず青島製作所を応援するのです、時に奇声を発しながら。
「頑張れ、沖原!(←演じるのは工藤公康さんの息子さん)」

大体こんだけやったら、もう既に大変な酒量になっているわけです。

にもかかわらず、近所の酒房に出動するのです。

鯖のへしこ&発芽玄米酒「むすひ」を頼み、
チビチビやりながら携帯を見ると、
なんとメールが7通も届いているではありませんか!
一日一通、それも迷惑メールなんていうのが日常の私に7通って何事?
と思って開いたら、
打楽器メンバーの、それもエキストラの方々をも巻き込んだやり取りに、
私も巻き込まれたのでした。

自然と顔がほころんできました。
皆さんの真剣さが嬉しくて。

しかし、私からの返答も求められているのです。
思わず苦笑。
それは、無理。
なんせ、泥酔しているのですから。
メールの中身が頭を素通りしていきます。
ハハハッ。。。

スコアをめくりながらの返答は、
翌日の夕方になりました。
済みません。

猛暑の日曜練習2014年6月2日

5月11日以来となる日曜練習。
6月1日の京都の最高気温はなんと36℃!

ここ数か月、土曜泊まり⇒日曜明けの勤務シフトのため、
早朝からの打楽器運搬に参加できていないので暑さがよく分かっていませんでした。
阪急電車の特急で梅田から桂まで移動、
そこから一駅、西京極まで準急に乗り、
駅前に停まっていたタクシーに飛び乗って右京ふれあい文化会館へ。
つまり、ほとんど冷房の効いた室内にいたのでした。

昼食のため会館の外に出た際、
暑いのは暑いけど、
それほどには感じませんでした。
が、17時、搬出のため冷房の効いた練習室から戸外に出たとき、
猛烈に蒸し暑い空気にぶん殴られたような気がしました。

そう、確かに練習室内は涼しかったです。
とはいえ、演奏会一か月前の全曲合奏に取り組んだのです。
皆さん、よく持ち堪えてくださいました。
本当にお疲れさまでした。

※※※

先述の通り、私は遅刻しての参加でした。
9時の集合から、打楽器搬入、椅子の配置など大忙しだった筈。
次年度の体制について話し合う総会、
基本練習・コラール練習を終えて、
『第5組曲』第1楽章に取り組み始めたところで合流させてもらいました。

昼食を挟みながら、
全ての演目を小返ししていきました。

そして遂に、15時過ぎから全曲ぶっ通しに突入しました。
いろいろ事故が起こりました。
出間違えも沢山ありました。

※※※

ところで、ミスにもいろいろございます。
(1)普段から一生懸命取り組んできている人でも、スコッとやってしまうミス
(2)普段できているのに、なぜか集中力を欠いてやってしまうミス
(3)普段からできていない箇所がやっぱりできないミス
(4)普段から練習できていないからやってしまうミス
(5)普段から練習できていないから、それがミスだということも分かっていないミス
etc…

さあて、あなたのミスはどれでしたかな?

私の耳によります、
一番多いのは(1)かな、と思います。
私はあんまり気になりません。
まあ、次は頑張ろうや、っていう感じ。

(2)は、(1)とはちょっと違う。
ひとつ、坐禅などで精神修養したほうがいいかも(⇒ちと大袈裟か?)
実は私もやらかしています。
暑さと睡魔で集中力が切れることがあります。
時々、意識を失いながら指揮棒を振っていることがあります。
どげんかせんと。。。

(3)は、焦らずじっくり練習しましょう。
自分と向き合うような練習が大事でしょうな。
一つ一つの音そのものを大切に。
吹き飛ばしたり、
テンポの上げ過ぎには要注意!

(4)あと一か月ですよ。しっかり!

(5)ミスというより、
合わすべきアーティキュレーションが合っていないとか、
短く切って揃えようと打ち合わせてきた音符が伸びてしまっているとかの、
いわゆる「息が揃わない」ケースですかな。
合奏参加が大切なのはもちろんのこと、
パート練習で車座になりながら意識を揃える練習会を設けるのも大切ですな。

※※※

それでは、
次の目標は本番の一週間前、
6月29日(日)の日曜練習。
有意義な4週間にしましょう。