2015年07月
『進撃の巨人』の劇場版アニメの後編を観てきました。
テレビでかかったのを録画して観た前編でも、映画館で観た後編でも、結局、主題歌の『紅蓮の弓矢』を完全な状態では使っていなかったので、『紅蓮の弓矢』そのものの研究は別の機会に譲ることとなりました。
が、『進撃の巨人』の世界観の研究は一歩進むこととなりました。
それでもまだ謎は残ります。
まず、巨人って結局何なのでしょう?
自然と産まれたのでしょうか、それとも人工的に作られたものなのでしょうか?
高校生の頃に『風の谷のナウシカ』に親しんだ私としては、やはり人工的なものと思われるのですが…
(ナウシカには最終兵器として作り出された巨神兵が登場しました)
また、高い壁に囲まれた世界でしか人類は生き延びることができないという設定ですが、人類すべてがその中にいるのでしょうか?
別の場所には人類はいないのでしょうか?
例えば、高い壁の世界が他にもあるとか。
後編を観たらすべてが解決するものと思っていたら、意に反してラストに「 to be continued…」。
いや、参った!
これは実写版も観なあかんっていうことか!
『進撃の巨人』、コミックスを読んだことはありません。
テレビアニメは1~2話、何かの拍子でたまたま観たことがあります。
劇場版アニメは前・後編に分れ、後編が現在公開中らしい。
実写版もやはり前・後編で、もうすぐ前編の公開がスタートの模様。
宣伝展開が猛烈な勢いですな。
8月8日の依頼演奏で、『進撃の巨人』のテーマ音楽である『紅蓮の弓矢』を演奏してほしいと依頼されました。
その曲自体は聴いたことがありますが、やはり演奏に当たっては『進撃の巨人』をもっと知るべきかと。
が、以前も少し書きましたが、人類が巨人に喰われるという世界観がどうにも重く、なかなか腰が上がりませんでした。
とは言うものの、本番が迫ってきました。
ある熱帯夜、意を決して劇場版アニメの前編を観ました。
6月末だったか7月初めだったか、テレビで放送したのを録画しておいたのです。
かなりの緊張感を強いられました。
正直言って、怖かったです。
その夜、なぜかゾンビに襲撃される夢を見ました。
仲間とともに戦うのですが、押されまくってどんどん後退を余儀なくされるのです。
恐ろしいことに、前方から襲ってくるばかりだったゾンビにいつの間にか背後に回られ、挟み撃ちを食うのです。
全滅か!というところで目が覚めました。
熱帯夜の暑さも相まって、眠った気が殆どしません。
先週金曜日の練習に参加できなかったので、昨日の練習には早く到着したいと思っていました。
が、仕事が思い通りに進まず、やはり遅れてしまいました。
8月8日の依頼演奏まであと2週間。
依頼主からの依頼で行う演奏ですが、かなり苦しいレベルにあります。
依頼主に対して申し訳ないことにならないか、心配でたまりません。
自分としてできること。
まずは勤務デスクの職権を濫用して、金曜に動きがとりやすいようにシフトを変えました。
これで残り2回は遅刻しなくて済みそうです。
奏者の皆さんには、こういうお願いはしません。
が、依頼演奏は自主公演ではないことを思い出してほしい。
予告篇を観ながら「この映画、こけるやろなぁ」と思わせるものがあります。
上映が始まると、案の定、客足が伸びない。
二週目には上映回数が減らされ、シネコンならば小さなシアターに変更される。
そしていつの間にか終わっている。
『天の茶助』がまさにこのパターンだったように思われます。
いつの間にか一日一回に減っており、最終週に突入していました。
予告篇を観ながら「この映画、こけるやろなぁ」と、確かに思いました。
と同時に、不思議と惹きつけられる感じがあったのです。
俳優・松山ケンイチの魅力が大きいのかな。
興行的にはこけるかも知れないけど、誰が何と言っても俺は観る、と決めていた一本。
『HERO』とか『ターミネーター』とか『バケモノの子』とか、いっぱい動員してそうなシアターを横目に、土曜日の18:45、私を含めて5人しか入場していない『天の茶助』を観てきました。
不思議な世界観でした。
真っ暗になってしばらくしてから本編が始まり、エンドロールが流れきって明るくなるまで、映画っていうのは異世界に連れていってくれるように思うのですが、その感がより強い作品だったと思います。
やっぱり観てよかったと思いました。
映画館から出たあと、その映画の影響を強く受けて歩くものです。
この日はいつもよりスピードアップしている自分がいました。
昨日は仕事でトラブルに見舞われました。
どんなトラブルかが書けなくて申し訳ありません。
いわゆる「コンプライアンス上の問題」という奴で、やたらに書けないのです。
なので、ちょっとだけ匂わせます。
トラブル発生は金曜日の早朝。
ある機械が急に止まってしまいました。
とにかく代替機で運用継続。
主機ストップの原因究明に時間がかかり、夕方になってしまいました。
ある条件下でのトラブル再現も確認できたので、同一条件がないか、連休明けの火曜日分まで調査。
すると、全く同じではないが、似たものを発見。
似た条件ではトラブルが起きないと確認できたのが20時30分。
すでにスタジオ借用時間の21時までもう少しになっていました…
(「ある条件」を根本的に潰すには、メーカー対応で数週間かかると思われる)
8月の依頼演奏が迫っているにもかかわらず、申し訳ありませんでした。
社を出てみると、凄い雨でした。
台風が通り過ぎたのでもう大丈夫だろうと思っていたのでビックリしました。
何せトラブルにかかりっきりでお天気のことまで頭が回っていませんでした。
阪急電車は通常運転しており、何事もなく京都に帰り着くことができました。
が、JR はどうだったでしょう?
台風接近2015年7月16日
京都から大阪へ出勤する阪急電車の中で『世界に一つだけの花』のスコアを読んでいました。
ふと車窓に目を向ける度に、雲の様子があまりに違うのに驚きました。
筆ではいたような雲、真っ黒に低く立ち込める雲、あるいは真夏の青空…
台風のときは天気が刻々と変わるものですね。
明日の山鉾巡行はどうなるのでしょうか?
8月の依頼演奏に向けた練習は?
高温注意2015年7月13日
お暑うございます。
汗だくになる真夏は大好きですが、急に35℃クラスの熱波に見舞われたせいか、いささかグロッキー。
頭痛、体のだるさでどうにも起きていられず、昼寝して何とか持ち直した日もあります。
皆さんもどうぞご自愛ください。
ありがたいことに、8月には依頼演奏を受けております。
7月10日(金)の練習は、早速それに向けての練習を行いました。
ピッコロ ×1
フルート ×3
B♭クラリネット ×4
アルト・クラリネット ×1
アルト・サックス ×2
トランペット ×3
ホルン ×4
トロンボーン ×5
ユーフォニアム ×1
テューバ ×1
パーカッション ×3
計28人の陣容。
この日はオーボエで見学に来られたお二人と、クラリネットで見学に来られたお二人をお迎えしました。
※※※
依頼演奏ということで、依頼主からのリクエストを受けております。
そのうちの一曲が、『紅蓮の弓矢』。
『進撃の巨人』のテーマ音楽です。
原作はコミックスですな。
テレビ・アニメにもなり、一種の社会現象を起こしているようですな。
劇場版アニメも公開され、さらには実写版映画もかかるらしいですな。
私、一応、業界に関わっております。
にもかかわらず、『進撃の巨人』のことをほぼ知りません。
これではいかん。
『レリゴー』を演奏するので『アナと雪の女王』を観たように、『進撃の巨人』も研究せんと。
しかし、どうも気が重いんですな。
人類が巨人に喰われるという世界観が。
ガミラスの遊星爆弾の攻撃により地球滅亡まであと1年という世界観以上に重く感じます。
近日中に、必ず勉強します。
というのも、今年は演奏会を終えても、あまり疲れを感じていないので。
6月をうまく過ごすことができたのが良かったのでしょう。
例年だと演奏会後はぐったりしているのですが、今年はホントに元気。
『進撃の巨人』の研究に至らなかったのは、あまりにも『64』の余韻が強烈だったから。
今日、原 恵一監督の『百日紅(さるすべり)』を観ることもできたので、『64』縛りからも脱却できたように思います。
次は高い壁に囲まれた世界で怯えながら暮らす人類の心境を探ってみましょう(⇒おいおい、ホンマに知らんのかい?)
横山秀夫さんの『64(ロクヨン)』。
読み始めたのは先週の真ん中くらいでしたが、実質、演奏会前日の土曜日と、演奏会翌日の月曜日の二日間で読み上げた感じでした。
読み始めたら止まらない面白さでした。
というより、読むのを途中でやめたら話の筋についていけなくなる、そんな恐怖感にあおられて読み続けた気がします。
横山秀夫さんの「D県警」もの。
最初は原作を読んだのではなく、上川隆也さんが主役の二渡警視を演じた『陰の季節』という TBS の2時間ドラマを観たのでした。
警察ドラマというと、刑事が事件を解決する過程を描くものと思いがちですが、『陰の季節』は警察内の人事異動を巡る話が中心で、その周りに事件が絡むという構図だったと思います。
人事権者が二渡警視。
あまりにも新鮮で、小説も読むことにしたのでした。
それから「D県警」を沢山読みました。
二渡警視がチラッと顔を出すものもあれば、全く登場しない作品もあったと思います。
『64』も「D県警」を舞台とした物語ですが、二渡警視は、主人公の三上警視と対立するかのように暗躍するのでした。
さて、その『64』ですが、昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件(もちろんフィクション)を軸に展開、かと思いきや、横山秀夫さんの作品らしく、事件そのものは間もなく時効を迎える案件で、警察内部の抗争が話の中心。
犯人割り出しに向けての急展開があるのは最後の最後。
やはり「64」の解決が軸だったのです。
横山秀夫さんの構成力にはホントに舌を巻きます。
巨大なシンフォニーを書き上げた偉大な作曲家の構成力に圧倒されるかのように。
終演2015年7月6日
第28回せせらぎコンサート、大きな事故もなく本番を終えることができました。
聴きに来てくださった皆さん、会館の皆さん、演奏者の皆さん、ご協力いただきました多くの皆さん、本当にありがとうございました。
※※※
少し内幕のお話を致しますと…
どの楽曲も大変難しゅうございました。
『ペルセウス』も『レ・ミゼラブル』も大曲でした。
『英雄の証』はリズムの噛み合わせに苦労しました。
『ビター・スウィート・ボンバ』のノリを掴むのに時間がかかりました。
が、何よりも大変だったのは、私にとっては『サザエさんア・ラ・カルト』でした。
たんなるメドレーではなく、同じテンポで様々な劇中音楽が展開していくこの曲に入り込んでいくのが、気持ちの上で難しいのです。
スコアに書いてあるテンポ設定のままでいいのか、少し遅めがいいか、少し速めがいいか、大いに悩みました。
そして、快活さを失わないよう、少し速めでやろうと思いました。
原曲がゆっくめなところは速すぎる結果になったかもしれません。
が、聴いてて楽しかったなと思ってもらえれば、それが一番だと思います。
いかがだったでしょうか。
※※※
さて本日、私はお休みを頂戴しております。
勤務デスクの職権を濫用してしまいました。
スコアのお片付けをしたら、横山秀夫さんの『64(ロクヨン)』を読破します。
実は演奏会前日の土曜日も、すっかりこの本にはまり込んでいたのでした。。。
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