東京佼成ウインドオーケストラ第133回定期演奏会を聴く2017年4月30日

4月29日(土・祝)。
東京佼成ウインドオーケストラ第133回定期演奏会を聴きに、
東京・池袋の東京芸術劇場に行きました。

いつもなら、出たとこ勝負で新幹線の切符を買って乗り込みます。
が、ゴールデンウイーク初日。
行きも帰りも事前に指定席を押さえられないならやめておこうと思っていましたが、
木曜日に余裕で買うことができました。
本格的な混雑は5月3日以降なのでしょうか。

旅の楽しみと言えば、やっぱり駅弁。
今回買い込んだのは「あなごめし」。
「今が旬」の言葉につられました。

20170429あなごめし

朝食を抜いていたので朝昼兼用でいただきました。
その後すぐ昼寝。
演奏会をバッチリ楽しむための準備を整えます。

最新の駅なのに「ちょっと寂しい」品川で降り、
山手線外回りで池袋へ。

エスカレーターでズンズン昇っていくと東京芸術劇場コンサートホール。
不思議といい席が残っている当日券を買い求めます。
プログラムも読み切って準備完了。

今回は「巨匠と若き芸術家の対話」と銘打たれています。
指揮は秋山和慶さん。
御歳76。
ソリスト(ピアノ)は金子三勇士(みゆじ)さん。
日本とハンガリーのハーフだそうで、28歳。

驚いたのは秋山和慶さんの若々しさ。
斎藤メソッドを体得された明快な指揮、勉強になりました。

その真価は1曲目の『オリエント急行』(フィリップ・スパーク)ですぐに発揮されます。
アタック・タイミング、音のオフ、隅から隅まで明確です。
もちろんスコアが透けて見えるのですが、
さらに音がブレンドされる具合がちょうどいい。
見事です。

2曲目は長生淳さんに委嘱された『ピアノと吹奏楽のための協奏曲』の世界初演。
金子三勇士さんの登場です。
いわゆる現代音楽ですが、やはり秋山和慶さんの指揮が明快で、
すごくクッキリした、シャープな印象でした。
もちろん金子三勇士さんのピアノも素晴らしく、
ついつい前のめりで聴いてしまう好演でした。

演奏後には長生淳さんも登壇され、
温かい雰囲気のまま第1部終了。

休憩の後、第2部のプログラムに驚きます。
ドビュッシーの『交響詩「海」』と、
ラヴェルの『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲』。
どっちもメインですがな!
こんなに豊饒な、幸せな時間を味わうことができ、
ひたすら感謝です。

帰りは東京駅から。
崎陽軒のシュウマイが食べたくて「炒飯弁当」を買いました。
プレモルとともにいただきます。

20170429炒飯弁当

念のため申しておきますが、
駅弁のために東京往復したのではありません。
東京佼成ウインドオーケストラを聴くついでに、
駅弁も楽しんだのです。