小さな旅と美術館2012年9月27日
入社2年目だったか3年目だったか…
「金曜日の夜は楽団の練習があるから、
そこだけは夜勤をはずしてもらえませんか?
他の曜日ならいつでも泊りさせてもらいますので…」
と申し出ていたにもかかわらず、
金曜日の夜勤がシフトに組まれました。
勤務デスクの意地悪だったのか…
いやいや、入社したての新人は、
いろんな曜日を経験すべきだということだったのでしょう。
そう思うことにします。
臨時練習の日曜日にしか合奏に参加できない日々が約1年続きました。
練習に参加できなくて辛い、
というより、
合奏の進み具合がわからなくてイライラする、
そんな日々でした。
が、この夜勤をしたことで出会うことができたものがあるのです。
『小さな旅と美術館』という、
土曜日の朝7時30分~8時に放送していたテレビ番組がそれです。
普段はフランスに住んでいる日本人とフランス人のハーフの女の子が
父か母かの祖国・日本の美術館巡りをする。
ただそれだけの番組なんですが、
なんだかとってもホッとする名番組だったのです。
岩田英憲さんのパンの笛(パンフルート)とオーケストラを組み合わせた
丸山和範さんの音楽もとっても素敵。
今でもいろんな番組で使われています。
もともと『小さな旅と美術館』用の曲と知らずに聴いている方も多いと思います。
久しぶりにCDをひっぱり出してきて聴きました。
癒されました。
人知れず、
自分だけの宝物になっている何がしか、
あるもんですねぇ~