阪急電車2010年8月17日
夜眠れず、昼間に眠くてしようがない。
休日だけでなく、勤務日もおんなじ。
これじゃあ駄目だ!どげんかせんといかん!
昼に疲れきって、夜は眠くて眠くてしようがない、
というふうに変えていかんと。
そのためにはまず、涼しい阪急電車でバク睡などしとっては駄目だ。
快適なんやから、ここで読書にいそしもう!
と思って買った本の名前が、『阪急電車』。
阪急梅田駅の茶屋町口改札を出てすぐ、
ブックファーストがある。
バク睡後、ここに立ち寄った。
入ってすぐに先述の『阪急電車』という文庫本が平積みしてあった。
というより山積みである。
最初、歴史とか、車両の解説とかの系統の本かと思ったが、
実は有川浩さんの小説だった。
帯には、2011年に映画が公開されると書いてある。
初めて読む作家さんだが、
出勤前であまり物色している時間もないので、
とにかく買うことにした。
で、読み始めてみると、これが止まらない!
阪急今津線の宝塚駅から西宮北口駅間で乗降する登場人物たちが、
出会ったり、別れたり、言い争ったり…
これが面白くて仕方ないストーリー展開なのです。
基本はラブ・ストーリーと言っていいかな。
阪急京都線で、阪急梅田駅で買った『阪急電車』を読む不思議さを感じながら
おかげで眠ることなく車内を過ごせるようになりました。
しかし困ったことに、あんまり面白いんで、
帰宅後もチビチビ呑りながら深夜まで読書するようになってしまいました。
完全に睡眠不足です…
ところで、作者の有川浩さん、皆さんはご存知でしたか?
私はずっと「ありかわ・ひろし」さんだと思って読んでいました。
巻末の解説を俳優の児玉清さんが書いておられるのですが、
「素敵な女流作家」と評しておられるのです。
んっ?と思って最終頁をめくると、ルビがふってあって、
「ありかわ・ひろし」ではなく、
「ありかわ・ひろ」さんだったのです。
大変失礼をいたしました。