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『東京物語』2016年3月10日

MOVIX 京都で行われている、松竹映画のデジタル修復版特集上映。
小津安二郎監督の『彼岸花』『秋刀魚の味』に続き、今かかっているのは『東京物語』。

大々的に宣伝されている訳ではありません。
名作とはいえ、旧作。
『彼岸花』『秋刀魚の味』を観に行った際、劇場はガラガラでした。

が、『東京物語』となると、一味違うのでしょうか。
どういうランキングだったか忘れましたが、世界一と評されたことがある『東京物語』。
平日だというのに、雨降りだというのに、かなりの人が入っていました。

かつて DVD でしか観たことがありませんので、初の劇場鑑賞となりました。
やっぱり映画館で観るのがいいですな。

ホントに淡々とお話は進んで行きます。
でも、最後の最後、笠智衆さんと原節子さんが語り合うシーンは、静かだけど、屈指の名シーン。
このお二人の会話を描きたいがためにストーリーが積み上げられてきたように思います。

いい時間をありがとうございました。

目撃! しかし …2016年3月9日

就職以来、約25年。
大阪への通勤で使う阪急京都線の沿線風景を眺め続けてきました。

今、淡路駅とその周辺の線路の高架化工事が大規模に進められています。
完成にはまだ数年かかると思われます。
一体、どんな姿に変わるのでしょうか。

新駅もできました。

摂津市駅。
正直申し上げて、今のところ全く縁がありません。

西山天王山駅。
この駅から天王山登山に向かったり、古墳散策に出掛けたり。
いい駅ができました。

そして、洛西口駅。
思えば、この駅の周辺が、25年間で一番変わったと思います。
田園地帯だったところに、マンション、ショッピングモール、学校、企業 …
いろんなものが林立しました。
特に JR 桂川駅との間のエリアの開発が顕著なのでは。

最初、地面に設置された洛西口駅ですが、程なくして高架となりました。
桂高校の北西角、山陰街道と阪急が交差する踏切。
「開かずの踏切」という程ではないと思いますが、よく渋滞します。
おそらく、その解消のために、阪急京都線の桂駅・東向日駅間の高架化が計画されたのでしょう。
その途中にある洛西口駅も当然、高架となる訳です。

と言っても、すぐに高架にできる訳ではありません。
正規の線路の横に暫定の線路を敷き、暫定の駅を作る。
正規の線路と駅を撤去し、高架線と駅を作る。
暫定の線路と駅を撤去する。
運行を続けながらの工事、大変です。

高架の運用は、まず、大阪から京都へ向かう線でのみスタートしました。
どれくらい前だったか忘れましたが …
東向日を出てしばらくすると、「おっ、坂道を登っているな」というのを感じます。
水平になったかと思うとすぐ、洛西口。
山陰街道を越えるか越えないかという所から下りはじめ、地上駅の桂へ。
今では全列車が停車する桂。
この下り坂では強烈なブレーキングが必要です。
下り坂から駅まで、あまり距離がないからです。
先頭車両に乗っていると、ブレーキと、まだ下り坂の途中にいる後方車両の圧力とを感じます。
「 G 」を感じて面白いのですが、ブレーキのためには良くないのではないかと心配にもなります。

大阪方面へ向かう線の運用は、なかなか始まりませんでした。
朝の通勤時、桂を出た特急が高架に登るのはいつだろう?
きっといい眺めだろうなぁ~
それが楽しみで、桂からしばらくの間は必ず車窓に釘付けでした。

3月7日(月)。
いつもと変わらぬ通勤。
いつものようにスコアを膝に置いて読んでいました。
違うのは、この日から『ミシェル・ルグランの世界』のスコアを読み始めたこと。
今回の演奏会で取り組む楽曲のうちでも特に難しい。
つい、見入ってしまいました。

ふと気が付くと、特急列車は高架を登り切って洛西口を通過しているところでした。
しまった、初日なのに、その瞬間を見逃してしまった!

もしかすると、大阪方面行きの高架初日は、土日だったかも知れません。
が、そんなことはいいんです。
自分が初めて通る時を、ちゃんと体感したかったんです。

それなりの鉄道好きであるにもかかわらず、やってしまいました …

花粉飛散本格化で、悲惨2016年3月7日

せせらぎでも花粉症に苦しむ人が何人かいます。
その筆頭はコンサートマスター U 氏ではないかと思います。
毎年この時期になると、演奏どころじゃないんじゃないかと思えるくらい。

私も花粉症なんですが、今年は大丈夫だな、と思っていました。
が、気温が急上昇した3/5(土)、遂に爆発しました。
映画館に来ているのにくしゃみが暴発するわ、目が痒いわ。
閉口です。

とにかく吸い込む量を少しでも減らしたいので、ほぼ常時、マスク着用と相成りました。

ご同類の皆さん、つらい日々が続きますが、何とか乗り切って行きましょう。

目的のある音2016年3月6日

3月4日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 4
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 5
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 3
そして私の計29人で合奏を行いました。
(久しぶりの29人です)

そして先週に引き続き、B♭クラリネットの見学の方にも合奏に参加していただきました。

何となく音を出していると、音楽が散漫に感じられます。
その傾向は小編成のアンサンブルで顕著になります。
ですので、アンサンブルに取り組むと、自ずと目的を持って発音するようになっていきます。

アタック(音の立ち上がり)をハッキリさせよう。
音の尻を揃えよう。
柔らかい音を目指そう。

なんでもいいんです。
自然と感覚が研ぎ澄まされていくものです。

先日の団内発表会の効果が現れているのでしょう。
今回の合奏では、音に対する「意思」を感じました。

続いていくといいな、と思います。

シェエラザード2016年3月2日

先日、テューバ吹きのマスターがやっている中崎町の居酒屋に行きました。
お互い吹奏楽部の出身なので、音楽の話で盛り上がります。
およそ居酒屋での会話とは思えないくらい。

「あの奏者の音がいい、動きが素晴らしい」といった「テューバ愛」話が多いマスター。
が、この日はなぜだか小澤征爾さんの話がメインとなりました。

最近、ミシェル・ルグランのジャズをよく聴いていて、クラシックをあまり聴いていません。
マスターとのお話を契機に、小澤征爾さんが指揮する管弦楽作品が聴きたくなりました。

何気なく飛び込んだ JEUGIA で、
何気なく手にしたのは、
リムスキー=コルサコフの『交響組曲 “ シェエラザード ” 』でした。
ボストン交響楽団の演奏。
指揮はもちろん小澤征爾。

いつも思うんですが、小澤征爾さんが指揮すると、スコアが透けて見えてくるようなんです。
『シェエラザード』もやっぱりそう思いました。
ス~ッと耳に入ってくる感じ、とてもいいです。

団内発表会を終えて2016年2月29日

昨日、2月28日(日)は、団内発表会でした。

団内発表会とは、全体合奏ではなく、小編成のアンサンブル発表会です。
演奏するだけでなく、他のグループのアンサンブルを聴き合いっこしようという会です。
団内のクローズドな演奏なので気楽かと思いきや、さにあらず。
同じ楽団のメンバーに聴かれるというのは、これ以上はないという緊張感なのです。
私もかつて、ホルンで参加したことがありますが、心臓バクバクでした。

一人で2~3グループ掛持ちする人もいますし、全く演奏しない人もいます。
せめて1回は演奏機会があるといいなと思いますが、なかなか期待通りにはいきません。
まっ、次回期待、ってとこですかな。

私、普段からせせらぎの音をよく聴いている筈です。
が、指揮しながら、つまり体を動かしながらです。
じ~っと動かずに聴くことはありません。
ましてや小編成のアンサンブルを聴く機会なんで、そうそうありません。

今回、強く感じたのは、やはり楽器演奏は【音色】が命だわな、ということ。

中学1年から吹奏楽部でホルンを始めた私。
初心者としての滑り出しが順調でした。
さぼらずに練習した甲斐あってか、約一ヶ月で合奏参加させてもらえるまでになりました。

入部一ヵ月後の、1年生だけ集められたオーディション。
厳しい顧問の先生の前で音出しさせられます。
私の吹く音は、チューニング・メーターの針がピタリと動かなかったそうです(後で聞いた話です…)
これが決め手となりました。

が、順調だったのは中1の秋まででした。
3年生が引退。
2年生のホルンの先輩がコルネットにコンバートされると、私がトップを吹く機会が増えました。
音色が荒れることなど考えることもなく、ただひたすら高音を吹くことばかりを追い求めました。
その結果、アンブシュアを崩してしまったのです。

高校に進むと、音色の悪さを指摘されました。
やっと音色の大切さに気付かせてもらったのです。
それからひたすら音色矯正の日々が続きました。

※※※

よく、「Aさんの音」とか「Bさんの音」という言い方がされます。
同じ楽器でも、弾く人によって音色が違う。
確かにある話です。

が、その楽器「本来の」音というのがある筈。
弾き手による癖・余計な力み等をできるだけなくし、音の「純度」を高めていく。
音色のブラッシュ・アップ、とても大切だと思います。

※※※

T 木さんのクラリネット、「クラリネット本来の音」やなぁ~と感じます。
きっと無駄な力の入らない、自然な吹き方をされているのでしょう。
見習いたいものですな。

K 藤さんの、「みちっ」と響きの詰まったテューバの音、定評があります。
その横で吹く I 本さんのテューバ、引き締まった音を出せるようになりましたな。
成長ぶりに感動しましたわい。

マフラーとネックウォーマー2016年2月28日

ある夜、歩きながら、あまりの寒さに震え上がりました。
マフラーを巻いていても、冷えが肩口から体中にどんどん広がってゆく感じ。
この日は何年振りかで一滴もアルコールを口にしないと決めていました。
余計に寒さが堪えたのかも知れません。
(ホントに全く飲みませんでした)

あまりに寒い日は、マフラーではなく、ネックウォーマーを被ることにしています。
そのほうが暖かいから。

が、できるだけマフラーを選びます。
というのは、ショールに早変わりするから。

阪急電車が、主に京都線の特急として用いる9300系。
殆どが固定窓で、冷暖房ともよく効きます。
いや、効き過ぎるきらいがあります。

が、東日本大震災以来、節電のためでしょう、効きを弱くしはりました。
おかげで冷房で寒すぎたり、暖房で暑すぎるというのがなくなりました。

ただ、冬場に革ジャンを脱ぐとちょっと寒いな、と感じるようになったのです。

別に革ジャンを着たままでもいいのですが、着たままだとちょっとスコアが読みにくくて。
できれば車中では脱ぎたいのです。

それで重宝するのがマフラー。

革ジャンを脱いだら、そいつを畳んで、太腿の間に挟むように置く。
まるで簡易デスク。
スコアを置く見台となります。

背中はピッタリとシートに押し付けます。
背中が暖かいと、体全体も暖かく感じるものです。
それでもちょっと寒い肩口を守ってくれるのが、ショールのように広げたマフラーなのです。

という訳でマフラー装着率が高くなるのですが、朝晩の歩きではネックウォーマーのほうが暖かい。
どうしよう?と考えて、「そうや、両方したらええやん!」と思いつきました。
というか、今までこんな簡単なこと、何で思いつかなかったんやろ?

翌朝、マフラーをショールのように肩にかけ、ネックウォーマーを被り、革ジャンを着て歩きました。
実に快適!

途中、相国寺でお掃除してはる若いお坊さんの姿を見ました。
薄着で、足元は裸足に草履。
私にはとても真似できそうもありません。

マーチは楽しい2016年2月27日

2月26日(金)は …

ピッコロ × 1
フルート × 1
B♭クラリネット × 8
ソプラノ・サックス × 1
アルト・サックス × 3
トランペット × 4
ホルン × 3
トロンボーン × 4
テューバ × 2
パーカッション × 3
そして私の計31人で合奏を行いました。

また、B♭クラリネットの見学の方にも合奏に参加していただきました。

この日から『76本のトロンボーン』の合奏をスタートしました。
楽曲の好き嫌いなく音楽に取り組むのが私の基本姿勢。
なんですが、『76本のトロンボーン』は以前からやってみたかったんです。
はい、ハッキリ申し上げて、好きでございます。

私の師匠、マエストロ・フレデリック・フェネル(勝手に私淑)。
あらゆるジャンルを指揮してこられたマエストロ。
中でも、マーチ演奏では右に出る者がいないと思います。

ジョン・フィリップ・スーサ(敢えてスーザではなく)のマーチ。
自由自在にテンポを揺らします。

ユリウス・フチークの『フロレンティーナ行進曲』。
情感たっぷり。

私にはとてもとても真似できない豊かな音楽性でマーチを構成されるのです。
若い頃、実は私、マーチがあまり好きではありませんでした。
そんな私にマーチの魅力を教えてくださったのがマエストロです。

膨大な数の録音を遺されたマエストロ。
その中に、ブレーンから出された「マーチ ワールド」という CD があります。
演奏は東京佼成ウインドオーケストラ。
全5巻で、合計85曲のマーチが収録されています。

前述のスーサやフチークの作品はもちろん、サーカス・マーチから演奏会用行進曲まで幅広いラインナップ。
サミュエル・バーバーの『コマンド・マーチ』や、セルゲイ・プロコフィエフの『行進曲 作品99』、ヨハネス・ハンセンの『ヴァルドレス』など、大変ユニークな作品も入っています。

日本の吹奏楽コンクールの課題曲だったマーチも録音されています。
秀逸なのは岩井直溥先生の『ポップス・マーチ “ すてきな日々 ” 』。
せせらぎで何度も演奏した曲です。
これは内緒なのですが、「マーチ ワールド」のマエストロ完コピを目指してました。
(普段、CD 聴きまくって真似に陥ったらあかん、と人には注文つけてるくせに … )

岩井直溥先生の『76本のトロンボーン』もこの CD 集に入っています。
これまた気持ちのいい演奏。
この曲が好きだ、演奏してみたい、と思ったきっかけです。

『76本のトロンボーン』は、もともとニュー・サウンズ・イン・ブラス( NSB )で出版されました。
エドウィン・ユージン・バグリーの『国民の象徴』、スーサの『星条旗よ永遠なれ』のフレーズが登場します。
ということで、NSB 用に岩井直溥先生がこれらを組み込んで「作曲」されたのだと思い込んでいました。

が、よくよく調べてみると、というよりスコアの表紙を読み、CD のライナー・ノートを読んだらすぐ分かることなのですが、メレディス・ウィルソンが「作曲」したものを、岩井先生が「編曲」なさったのでした。

とはいうものの、『国民の象徴』や『星条旗よ永遠なれ』の一節は、岩井先生の想像力によって挿入されたもの。
『76本のトロンボーン』は岩井先生の「おいしいお料理」と言ってしまっていいんじゃないかな。

解けるとき2016年2月24日

映画『俳優 亀岡拓次』を観ました。
名脇役・安田顕さんが主役を務める作品。
でも、安田顕さん演じる亀岡拓次は、この映画の中で「脇役俳優」を演じます。
ややこしや。

亀拓、引く手数多です。
映画、舞台、あらゆる現場から声がかかります。
愚直なまでに役になりきる姿に、現場からの信頼は厚い。
でも、あくまでも脇役。
主役の話は全く来ません。

そんな日常に嫌気がさしているのかというと、むしろ楽しんでいるように見えました。
俳優って仕事が、ホントに好きなんですね。

そして、仕事が終わった後の、お酒。
亀拓なのか安田顕さんの素なのか分からないくらい、おいしそうに呑んではりました。
ああ、この解(ほど)ける感じ、よく分かる。

確認作業2016年2月23日

2月19日(金)の合奏で採り上げた『アメリカン・パトロール』。
アメリカの作曲家、フランク・ミーチャムが書いた有名なマーチです。
これをサルサ調にアレンジしたものを練習しています。

「サルサって何?」と言われると明言できません。
が、軽妙な感じがするので、あまりゆっくりしたテンポは合わないと思います。

とはいえ、ハイ・テンポでばかりやっていてもリズムが合いません。
曲調からかけ離れるとは思うものの、練習と割り切ってテンポを落としてみました。

すると、不思議なことに、スロー・テンポでもイイ感じだったんです。
きっと、慌てることなくリズムを嵌めることができたからだと思います。

その後でテンポ・アップしてみましたが、これまたイイ感じでした。

やはり、ゆっくりと確認作業していくことの大切さが再確認できました。

スローでの確認作業が大切なのは、やっぱり『序曲1812年』。

かなり音が当て嵌まるようになってきたので、時々テンポ・アップにトライしています。
ちょっと上げるくらいならいいんですが、思い切って速くすると追いつかない感じ。

ここで焦りは禁物だと思います。
無理やりテンポを上げても、音が嵌らないと、せっかく積み上げてきたものが崩壊するやも。

じっくり、じっくり、進んでいきましょうか。