2015年12月
製本完了2015年12月31日
13冊のスコアを一気に製本しました。
なかなか疲れました。。。
年越しせずにやりきることができてホッとしました。
とはいうものの、練習はこれからです。
具体的には年が明けての2回目の合奏、1/10(日)には全曲に当たってみたいと思っています。
まずはそれに向けての譜読みが待っています。
デカい積み残しができてしまいましたが、今年観た映画のうち、マイ・ベスト3に入れた『1001グラム』から、印象に残った言葉を自戒に。
「人生、何の重荷もないのが、一番の重荷だ」
※※※
よいお年を。
SW2015年12月30日
年末年始と並び、仕事の繰上げ作業で苦労するのが GW (ゴールデンウイーク)。
今年は9月の敬老の日、秋分の日近辺が5連休となり、SW (シルバーウイーク)と称されました。
やはり連休前は多忙を極めました。
そんな私は「 SW 」という文字を見たら「シルバーウイーク」しか思い浮かばないのですが、世間では「スターウォーズ」なんですね。
スターウォーズのストーリー、あらかた知っているつもりです。
ジョン・ウィリアムズの作曲したスターウォーズの音楽も演奏したことありますし。
が、実は、まともに映画を観たことがないのです。
エピソード4~6は、通してではないんですが断片的にでも観たことがあって、何とか頭の中で繋げることができます。
が、エピソード1~3は、断片的にすら観たことがあったかどうか定かではない。
ユアン・マクレガーが出演するシーンを観たのは、予告篇だったかも知れないし …
これだけの超話題作、やはり観ておくべきかもな、と思い立ちまして、エピソード7「フォースの覚醒」を観てきました。
何せ、これまでちゃんと観たことがないので、原語でというこだわりがありません。
字幕を追いかけなくてよく、目にも優しい「 2D 吹替」で観ました。
ネタバレはまずいかと思いますので、感想と言いますか、印象と言いますかを断片的に …
・『20世紀 FOX ファンファーレ』が鳴り響いてから、『スターウォーズ』のメインタイトルに行くというのが、オープニングのこれまでの流れですわな。
それが、今回からは …
・メインタイトルで序文のようなものが流れますが、吹替版だと、これが何とも読みやすく …
・ハン・ソロ役の磯部勉さんの声、渋い!カッコいい!
ところで …
・音楽はやっぱりジョン・ウィリアムズ。
何歳になってはるんやろか …
・バットマン・シリーズの『ダークナイト・ライジング』を観に行った時ほどではありませんが、私にはやはりアウェー感が漂いました。
シリーズものに途中から寄るのは難しいですな。
スコア製本作業をしながら、またもや吹奏楽の CD を聴きまくっておりました。
ヤン・ヴァンデルロースト作曲の『フラッシング・ウインズ』が耳に飛び込んできて、「うわっ!ええ音してるなぁ~」と聴き惚れたのです。
演奏はフィルハーモニック・ウインズ大阪(「大阪」と書いて「オオサカン」と読む)
指揮は作曲者自身で、2011年に行われたライヴ盤です。
ヴァンデルロースト作品だけが収められたこの CD には、演奏経験のある曲が3つ入っています。
前述の『フラッシング・ウインズ』と『プスタ』、そして『アルセナール』です。
おそらく、せせらぎコンサートで『プスタ』を採り上げた際、研究のために買ったのだと思います。
「 A の箇所、どんな響きを作ってるんやろ」
「 B の箇所のテンポ、どれくらいやろ」
というような観点で、しかも一つの演奏だけの影響を受けないよう、いろんな演奏を聴き、さらにどれも聴き過ぎないように気を付けるため、あまり楽しんでいなかったんですな。
今回は、手は製本作業しつつ、耳はしっかり楽しませてもらいました。
なんて素晴らしい演奏なのでしょう!
大阪府豊能町を本拠地としているらしい。
そこで演奏会が開かれるとなると、京都からはちょっと行きにくいかな。
直近の演奏予定を調べてみたら、せせらぎの練習日とバッティング。
が、なんとかスケジュールを合わせて、一度ナマで聴いてみたいものです。
とある休日、一日丸々家に籠って年賀状を書いていた時のこと。
久しぶりに吹奏楽の CD を何枚も聴きまくりました。
その中で特に印象深かったのが、レックス・ミッチェル作曲の『序奏とファンタジア』と『大草原の歌』。
『序奏とファンタジア』と出会ったのは大学1年生の時でした。
京都府立大学の吹奏楽部の定期演奏会にホルンのエキストラとして呼ばれた際の演目の一つです。
当時、京都府立大学にはホルン奏者が一人もいなくて、マメに練習に参加していた私がファースト・パートを受け持つことになったのです。
『序奏とファンタジア』のファースト・ホルンにはおいしい Solo もあり、得難い経験をさせていただきました。
が、それだけではなく、この曲全体が持つ不思議な雰囲気に惹きつけられました。
また、指揮をされた T 岡さん(現・プロのジャズ・トロンボーン奏者)の人間的な魅力が、この曲をさらに高みに持ち上げていたのです。
『大草原の歌』はなかなか演奏する機会に恵まれませんでした。
が、数年前にせせらぎで練習曲として取り組んだように思います。
技術的にはどうってことない、というのが正直な印象ですが、何だか惹きつけられるのです。
そう、ミッチェルの曲って、何だか、惹かれるのです。
有名なところでは『海の歌』があります。
初めて聴いたのは高校1年生の時、全国大会で。
演奏は東海大四高だったと思います。
ホルンの美しさが際立っていたと思います。
そう、ミッチェルの曲に惹きつけられるのには、私自身がホルン出身であることが大きいかも知れません。
高2の頃には『バンドの休日』という曲にも出会いました。
これは大阪音楽大学の吹奏楽研究会が演奏していたと記憶します。
確か指揮は高校のトランペットの先輩で、現・シオンの団長。
トランペットのハイ・ノートが冴えわたる曲だから、先輩の指導の賜物だったのかも。
高3のとき、私も高校の吹奏楽部で演奏しました。
卒業前、最後の定期演奏会でした。
私たちにとって伝説のプレイヤー、同期のH口くんのトランペットがなければ演奏は実現しなかったと思います。
仕事納め2015年12月26日
サラリーマンになると曜日感覚がなくなると、学生時代によく聞かされたものです。
毎日毎日、同じようなことの繰り返しになるから。
しかし、私の就いた仕事は「何年」「何月」「何日」「何曜日」を把握していなければなりません。
例えば、2015年12月14日(月)には、翌日である2015年12月15日(火)のデータを完成させなければなりません。
12月16日(水)ではないし、一週間後の12月22日(火)でもない。
もしも当日である12月14日(月)のデータを触るならば、細心の注意を要します。
休日が挟まると、その分、繰り上げ作業となるので大変です。
2014年末から2015年始にかけて9連休だったため、繰り上げ作業は困難を極めました。
2015年末から2016年始も私の勤務先は9連休と決まったため、同様の厳しさ。
12月21日(月)から12月25日(金)にかけて怒涛の日々が続きました。
毎年のことだから予想はしていたものの、電話は鳴りっぱなし、書類は溜まる一方。
やってもやっても終わらない仕事に追いまくられました。
そんなこんなで12月25日(金)、2015年の最終合奏に参加することができませんでした。
申し訳ありません。
2016年7月に開催させていただく「第29回せせらぎコンサート」。
実行委員の皆さんの奮闘努力のおかげで、ほぼ全曲決まりました。
会社に行かなくていいので、スコアの製本作業にじっくり取り組みたいと思います。
1002015年12月23日
先日観た『海難 1890 』で、2015年に劇場で観た映画が遂に100本に到達しました。
これまでの最高はちゃんと覚えていないのですが、確か90本台だった筈。
初の大台突破となりました(←だからどうした?)
ただし、『海街 diary 』はじめ、リピートした映画が3本あるので、純然たる100本とするには、あと3本観ないといけません(←何のこだわり?)
さて、記念すべき100本目の『海難 1890 』。
日本とトルコの合作映画で、両国民の友情を描いた作品です。
明治時代、親善のために訪日したトルコの軍艦・エルトゥールル号。
トルコへの帰途、和歌山沖で台風に遭遇、沈没します。
この事故で532人のトルコ海軍将兵が殉職しますが、和歌山の人たちの手で69人が救出されます。
この史実、日本では意外と知られていないようです。
『世界ふしぎ発見』のヘビー・ウォッチャーである私は、同番組で何回か観た気がするのですが …
新聞のコラムでも紹介されていたと思いますし …
が、トルコでは教科書に載っているそうで、誰もが知っているとのこと。
125年後の今でも、日本人というだけで、トルコでは大歓迎されるという話、よく耳にします。
映画の後半では、1890年のエルトゥールル号海難事故の95年後、イラン・イラク戦争に巻き込まれた在留邦人をトルコの皆さんが助けてくださる救出劇も描かれ、2時間ずっと泣きっぱなしでした。
争いのスパイラルではなく、助け合いのスパイラル。
純然と心揺さぶられます。
謙虚でありたいという思いを強くします。
※※※
ところでこの映画、トルコではどんなタイトルでかかっているのでしょう?
『テヘラン 1985 』とでも称するのでしょうか?
やっぱり『海難 1890 』でしょうか?
私としては、もっと両国民の友情をストレートに表現するようなタイトルでいいんじゃないかと思うんですけど。。。
入団2015年12月22日
12月18日(金)は …
ピッコロ × 1
フルート × 2
B♭クラリネット × 7
アルト・サックス × 2
トランペット × 1
ホルン × 5
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 1
ピアノ × 1
パーカッション × 1
そして私の計25人で合奏を行いました。
B♭クラリネットとアルト・サックスの見学の方がそれぞれ4回目の見学。
そのまま入団されることになりました。
ですので、そのお二人も上記に含めさせていただきました。
本日はさらにトロンボーンの見学の方(2回目)にも合奏に参加していただきました。
※※※
せせらぎでは、原則だったか、厳密だったか、私の中で曖昧で恐縮ですが、4回見学(もちろん演奏しながら)していただいたうえで、入団するかしないかを判断していただいています。
一か月くらいはお試し期間をおいて、その上で慎重に判断していただこうという趣旨です。
以前、1回目の見学で入団したのに、その後、音沙汰なし、というケースが結構ありました。
何なんでしょう、久しぶりに合奏に参加して盛り上がって入団と言ったけれども、ふと我に返って、やっぱり無理!となるのでしょうか?
せせらぎでは初心者の入団はお断りしています。
とても指導できないからです。
中学校や高校の吹奏楽部ではありませんので。
そういう意味では、楽団員の方も結構シビアに観察させてもらっています。
決して入団テストという訳ではありませんが。
お互いに技術的なこと、場の雰囲気に沿うかどうか、はかり合っているのかも知れませんな。
京都人的な、ちょっとイヤ~な感じがあるかも知れませんが、長い目で見たら、大切なことだと思うのです。
聖地2015年12月14日
エディー・ジャパンの大活躍で一挙にメジャー化したラグビー。
が、同志社大学出身の私にとって、ラグビーはもっと身近な存在でした。
といっても、自分でできる訳がなく、観戦・応援の対象としてですが。
※※※
実は、もっと幼い頃から、私はラグビーに深い思いを抱いていました。
※※※
過日、伏見工業高校を訪れる機会を得ました。
言わずと知れた高校ラグビーの名門校です。

伏見工高といえば、ドラマ『スクール・ウォーズ』でも有名。
山下真司さんが演じた熱血教師・滝沢賢治は、伏見工高ラグビー部総監督・山口良治さんがモデル。
その山口良治さん、私が小学校の低学年だった頃に、我が家に遊びに来られたことがあります。
新聞記者だった父は、取材を通して山口さんと知り合ったそうです。
時期的に、ラグビーの現役を退き、伏見工高の教師になろうかという前後。
伏見工高のオファーを受けるべきか相談に来られたのか、あるいは着任後の苦労話をしに来られたのか …
後にも先にもこの一回きりでしたが、夜遅くまで呑んでいる二人の姿を覚えています。
(さすがに私はまだ寄せてもらえませんでした)
相前後して、父は私をラグビー観戦に連れて行ってくれました。
おそらく、西京極球技場だったと思います。
が、社会人なのか大学生なのか高校生なのか、全く覚えていません。
が、「 124 対 0 」 という点差が強烈な印象に残っています。
当時、ラグビーのルールも何も分かっていませんが、この点差が尋常でないことくらいは分かりました。
山口先生が着任して程なくして、花園高と対戦した伏見工高は大敗を喫します。
調べてみると、そのスコアは 「 112 対 0 」。
この敗戦の悔しさをバネに、伏見工高はどんどん強くなっていく、というエピソードは『スクール・ウォーズ』でも描かれました。
私が観た試合は、一体、何だったんでしょうか?
これも今となっては推測の域を出ませんが、父が連れて行ってくれたこと、尋常でない点差などから、きっとこの伏見工高 vs 花園の試合だったと思われます。
「 124 」と「 112 」なら記憶違いしそうな数字でもありますし。
来春、伏見工業高校と洛陽工業高校が合併し、新しい工業高校が誕生すると聞きます。
今月末から始まる高校ラグビーの全国大会を最後に、ラグビーの名門・伏見工高の名も消えてしまうのでしょう。
伏見工高のラグビーの伝統まで消えてしまう訳ではないとは思いますが、寂しいです。
その前に、聖地に足を踏み入れることができ、感慨ひとしおでした。
タイトル2015年12月13日
タイトルの付け方というのは、とても大切だと思います。
樽屋雅徳さんの作品に取り組むのは二度目。
最初に演奏したのは『マゼランへの未知なる大陸への挑戦』。
世界一周の航海に乗り出したマゼランをテーマにした曲だろうか?と想像が膨らみます。
現在取り組んでいるのは『マードックからの最後の手紙』。
この場合は、想像しても分からず、謎ばかりが膨らました。
「手紙」ということは、「マードック」は人名だろうと思われます。
でも、なんで「最後」なんやろ?
調べてみると、マードックとは、タイタニック号の一等航海士でした。
そうか、それで「最後」か。
かくも、樽屋雅徳さんはタイトルの付け方が巧い。
ちょっとあざといかな、と思った時期もありましたが、今はそんなことはありません。
これが樽屋さんの作風なのだと思うようになりました。
という点では、外国映画の邦題も巧く付けていると思います。
「何やろ?」と思わせて、ついつい映画館に足を運んでしまいますから。
邦題の付け方で、今までで一番気に入っているのは『あなたになら言える秘密のこと』。
イザベル・コイシェ監督の名作ですが、大変重い作品でもあります。
このタイトルでなければ、まず観てみようという気が起きなかったかも知れません。
けれども、映画を観終わってから、「なんでそんな邦題を付けるんや」というケースが多いのも事実。
先日観た『ハッピーエンドの選び方』。
確かに、タイトルに惹かれた面は大きいです。
が、観たあとに「そのタイトルはないやろ」と思ったのも事実。
ギャップが大きいのです。
(映画そのものには文句はありません)
予告篇もしかりで、本編を観たら、予期したものと全く違ったというケースも。
いい意味で裏切られることもありますが、ガックリすることも、たまには。
まずはお客さんを集めないことには商業的に成り立たない訳で、タイトルや予告篇に工夫を凝らすのは分かります。
分かりますけれども、私としては、もうちょっと何とかして欲しいと思うのです。
312015年12月12日
12月11日(金)は …
ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 4
アルト・サックス × 1
テナー・サックス × 1
バリトン・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 6
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 1
テューバ × 1
ピアノ × 1
パーカッション × 4
そして私の計31人で合奏を行いました。
久々に「29人」以外での、それも「29人」以上での合奏となりました。
さらに、クラリネット、アルト・サックス、トロンボーンの見学の方お一人ずつにも参加していただきました。
樽屋雅徳作曲『マードックからの最後の手紙』の合奏の3回目。
実際にはテンポ変化の激しい楽曲ですが、テンポの速い所もぐっと遅くして、全体のテンポを平準化。
そうすることで何とか繋がるんじゃないかと思っていたのですが、目論見通りでした。
かと言って、曲の頭から終止線まで止めずに演奏するのは難しいと思っていたのですが、何と、通すことができました。
演奏会までかなり時間がある今の時期、何が何でも通さなければならないという訳ではありませんが、ミスしながらでもとにかく前に進むという練習には意味があります。
ミスしても、やめる訳にはいかないのです。
立て直して、次に進むのです。
本番が正にそうです。
とはいえ、ミスしてしまう箇所を洗い出し、なぜ巧くいかないのか検証し、その対策を講じ、練習を積んでいく。
そういった丁寧な作業も必要です。
要はバランスなのでしょう。
次回は、やはり困難を極めるであろう、実際はテンポの速い箇所に絞り込んで、しつこく取り組んでみましょうかの。
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