仕事が人を育てる2016年9月5日

昨年の7月、人事異動で私の所属する部署にやってきた O 君。
今年の7月までの1年間で、中堅の K 君から仕事を引継ぐ筈でした。

が、頼りがいのある K 君がいると安心しちゃって、O 君はなかなか引継ぎに身が入りません。
「 K 君はいずれいなくなっちゃうんやから、真剣にやってや」と口を酸っぱくして言い聞かせたのですが、やっぱりダメ。
K 君が異動することを本気に捉えていないようなのです。
いつかそういう日が来るかも、と思っていても、それが今年の7月とは思っていなかったのでしょう。

しかし、今年の7月になり、本当に K 君が他部署へ異動してから、
O 君の目の色が変わりました。
O 君の頑張りによって大忙しだった今年の夏を乗り切ることができたと言ってもいいでしょう。

仕事や役割が人を育てることもあるんだというのを目の当たりにしました。