『君の名は。』を観る2016年9月21日
午前中に用事があった帰り。
MOVIX 京都で『君の名は。』を観ようと思ってチケット・カウンターの列に並んだら、
ターゲットにしていた13時台の表示に「×」
つまり満席。
端から端まで、観にくい前の方の列まで、ビッシリ埋まっているということです。
時間の都合上、この日の鑑賞は諦めました。
それからというもの、『君の名は。』の混み具合はどうなっているのか、
ちょくちょく映画館のホームページを覗くようになりました。
時間のいい午後帯は「△」
つまり残りわずかという表示が出ることが多いです。
まがいものではない、本物の大ヒットですな。
指定席制のシネコンですから、予約できればいいのです。
でも、できたらもうちょっと空いてから観に行こうと思っていました。
が、京都を大雨が見舞いました。
急きょ、その翌日の朝イチを狙って観に行こうと思い立ちました。
いざ行ってみると、ほぼ満席でした。
(その日の13時台はやはり「×」表示でした)
この映画、なぜこんなにヒットしているのか?
おそらく、観れば誰の心にも響くのではないかと思います。
私はボロ泣きしてしまい、
エンドクレジットが流れるまでに長めの黒味があって救われました。
また、RADWIMPS(ラッドウインプス)の音楽が素晴らしかった!
私は音楽家の端くれでありながら、音楽を多用する映画が好きではありません。
もちろん、『ジャージー・ボーイズ』のように、
音楽そのものが主役であるような場合は別ですが、
できれば音楽はあまり主張せず、
そっと寄り添っていてくれるくらいが好きです。
『君の名は。』では、歌(当然、歌詞がある)が何回も挿入されるのですが、
全く邪魔にならない。
どころか、映画の世界観を拡げてくれていると思いました。
歌詞の連なりまでは分かりませんでしたが、
パッと飛び込んでくる一語一語がピタッと嵌るのです。
これは見事というしかありません。
パンフレットで新海誠監督のフィルモグラフィーを読みましたが、
これまでの作品を知っているような、知らないような …
不明を恥じております。