2016年11月

『オケ老人!』を観る2016年11月29日

いや~、人を喰ったタイトルですな。

原作は荒木源さん。
『ちょんまげぷりん』や『探検隊の栄光』も荒木さんの小説が原作です。

何年か前、『ちょんまげぷりん』を観ました。
鑑賞前にはあまり期待していなかったんですが、
いざ観てみるとその面白さにビックリ!

『探検隊の栄光』も同じような経緯でした。
やっぱり面白かった。

ほんでもって原作者の荒木源さん。
パンフレットによると、
京都出身で、
私より一歳上だという。
もしかすると、
隣の町内の荒木さんとちゃうやろか?
と思っていました。

確か、『探検隊の栄光』を観た数日後だったと思います。
近所の酒房に呑みに行きましたら、
私と同年輩の男性がカウンターに座っていました。
女将さんに紹介してもらったところ、
なんと、荒木源さんだったのです!

小学生の頃、子供アトリエに絵を習いに行ってましたよね?
実家は○○町ですよね?
と根掘り葉掘り質問しましたところ、
やっぱり私の知っている荒木源さんが、
作家になっておられたのでした。

にしても、顔は忘れてしまっていたのですが …
また、荒木さんは私のことを殆ど覚えてくれていないようでしたが …

この時には既に『オケ老人!』の映画化も決まっていた筈で、
その話をしたような、しなかったような。。。

『オケ老人!』、またもやスマッシュヒットですな!
なぜ音楽をやるのか、その原点を思い出させてくれる映画です。

『古都』と『糸』2016年11月28日

川端康成原作の『古都』、三度目の映画化。
全国公開は12月3日ですが、
京都では11月26日に先行上映がスタートしました。

しっとりした映画で、ふくよかな2時間を堪能させていただきました。

エンド・ロールで流れるのは中島みゆき作詞作曲の『糸』。
歌うのは新山詩織さん。
実にピッタリな選曲でした。

先日、せせらぎコンサート実行委員長から、
第30回せせらぎコンサートの選曲がすべて終わったとのメールが楽員全員に届きました。
その中の一曲に『糸』がありました。
他の『糸』を知りませんから、
やっぱりこの曲なんでしょうな。

そして『古都』と言えば、
佐々木酒造の日本酒の銘柄の一つ。
確か、ラベルの字は川端康成さんの筆跡だった筈。
この映画の題字もおそらく同じでしょうな。

ヤバいゾ2016年11月26日

11月25日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 8
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 5
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3
パーカッション × 1

そして私の計31人で合奏を行いました。

難敵の『 GR 』。
ある一部分を抜き出して、
同じ動きをするパートだけで演奏してもらう稽古をしました。
私の楽譜読み違いもあり、時間をとって申し訳ありませんでした。
とともに、奏者の皆さんのさらいきれていない箇所も明らかになりましたな。

このクラスの難しさになると、
相当ヤバい箇所が多いと思われます。
時間の都合上、今回の合奏はその洗い出しのみとなりましたが、
本当はそれで済ます訳にはいきません。

「詰め」に期待したいと思います。

グラデーション2016年11月23日

ギックリの翌日。
痛みはないので大丈夫だとは思うものの、
再発したらたまらんので恐る恐る外出。
京都シネマでかかっている『湯を沸かすほどの熱い愛』を観るべく、
いつもより明らかに速度を落として歩きました。

昨日は20℃超えの暑さでしたが、
今日は一転、むっちゃ寒い。
腰は大丈夫かと不安がよぎります。

が、紅葉を観て、そんなことは忘れてしまいました。

これぞ、グラデーションというのでしょうな。

20161123京都御苑の紅葉(グラデーション)

ギックリ2016年11月22日

福島沖で大地震発生。
津波警報発令。
そんな朝だから大急ぎで出社しなければならないのに、
そんな時に限ってギックリ腰発症。

何とか四条河原町に出て、
阪急電車で大阪へ向かおうとするのですが、
そんな時に限って淡路駅で車両の緊急点検があったらしく、
なかなか電車が入線してきません。
立って待つのも、座って待つのも辛い。

じっとしてても物を読んでも痛いのには変わりないんだから、
『 GR 』読みに没頭。
が、これがいけなかったのかも。
譜読みというのはなかなか精神的にきつい仕事でして、
体もついつい緊張を強いられるのです。

梅田駅から社まで歩いてすぐなのに、
今日はタクシーに乗りたいと思うくらい遠く感じました。
足が進みません。

デスクに就きましたが、
じっとしていられる訳じゃない。
ちょこちょこ歩き回らないといかんのです。
電話に手を伸ばすだけでも辛いというのでは仕事になりません。

1時間ほど仕事をして、遂に断念。
部長に帰宅の許可をもらいました。

が、不思議なもので、
帰ってよいとなると、
何だか痛みが緩和してくるのです。

帰宅して2時間くらい横になると、
腰の違和感は残っているものの、
痛みは消えました。

全くもって情けない一日でした。

『ぼくのおじさん』を観る2016年11月21日

ぼちぼち今年の映画ベストテンを選ぶ時期がやってまいりました。

いや、誰にもそんな仕事頼まれてないし、
そもそもベストテンを選ぶ必要ないし。

だけど、やりたいんですな。
今年の映画ライフを振り返りたいのです。

力のある映画が2つ、既に頭に浮かんでいます。
『怒り』と『少女』です。
しかし、同率2位って感じで、
トップに選ぶかというと、
そうじゃないなと思えるのです。

そしたら、先日観た1本が、
私の中でトップに躍り出たのです。
それが『ぼくのおじさん』。
もう、たまらん、最高でした!

原作は北杜夫さんの同名小説。
私のお気に入りの作家で、
殆どの作品を大学卒業までに読みました。
『ぼくのおじさん』も本棚にちゃんとありました。
けれど、読んだ記憶はどこかへ。。。

北杜夫さんにはまったのは小学生のとき。
友だちに「これ、面白いよ」と勧めれて借りたのが『船乗りクプクプの冒険』。
あまりの面白さに、自分で買ってもう一回読んだくらい。
「プクプク」じゃなくて、
「クプクプ」で合ってるんですよ。

映画で「おじさん」を演じているのは松田龍平さん。
『まほろ駅前』シリーズとか『探偵は BAR にいる』シリーズとか『舟を編む』も良かったけど、
『ぼくのおじさん』が最高じゃないかな。

(そう言えば、『殿、利息でござる』にも出てはったな。
今年のベストワン、これやと思ってた時期もあったな。
悩ましいな … )

泣くような映画じゃないんだけど、
エンドロールの途中で涙が溢れてきて。
なんでやろかと考えていたんですが、
きっと懐かしくなったんだと思います。
まるで寅さんに再会したみたいだったから。

楽譜手直しに難渋2016年11月19日

11月18日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 8
アルト・サックス × 4(見学の方含む)
テナー・サックス × 1
トランペット × 5
ホルン × 3
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1
パーカッション × 5

そして私の計37人で合奏を行いました。

今回も『 GR 』。
難しい音が並んでいるので、演奏するのがとても大変な曲です。

私のスコア読みもかなり難渋しております。
何せ音符が小さい。
譜読みに使う主たる時間は通勤電車の中。
行きはまだ何とか読めるのですが、
帰りは疲れているのに加えて暗いので見えない。

音の間違いが多く見つかってきています。
できるだけ早く楽員の皆さんにそれをお伝えして、
正しい音符をさらうことができるようにしたい。
が、なかなか進みません。

楽員の皆さんも、
「ここ、ホントに合っているのかな?」
という箇所があれば、
遠慮なくアピールしてください。
そういった点を最優先にチェックしたいと思います。

新譜初合わせ & 継続練習2016年11月12日

11月11日(金)は、

フルート × 3
B♭クラリネット × 11
アルト・サックス × 3
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 3
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1
パーカッション × 4(見学の方を含む)

そして私の計35人で合奏を行いました。

※※※

この日は副指揮者 K さんの6作目のコラールである、
『コラール・スピリトーソ』の初合わせとなりました。
K さん、完成おめでとうござりまする。

調性はロ長調。
楽器によって♭系、♯系となる、
かなりの難しさ。
逆に言えば、そんなに難しい調性でも軽々できるようになれば良いな、
ということで取り組んでいるのです。

初合奏としては、割といい線行ってたなと思います。
ただし、リズムには難ありでした。

コラールではあまり使われないようなリズムを使っているのも『コラール・スピリトーソ』の特徴。
それが面白いところでもあり、
難しいところでもあります。

引き続き取り組んでいきましょう。

※※※

そして『 GR 』。
何回目の取り組みだったでしょうか。
情けないことに勘定できていません。

長い楽曲ですが、とにかく多くの小節を体験しようと頑張っています。
曲の全体像の把握が大切だと思っているので。

普段からできるだけ多くスコアを読んでおいて、
音の間違いを見つけたいと思っています。
が、なかなか思い通りに進みません。
合奏中に気が付く間違いもあったりで、申し訳なく思います。

「この小節の、この音符、いつも隣の人と半音でぶつかるんやけど、
合ってるんやろか … 」
なんて思っている箇所がもしもあるなら、
どんどんアピールしてください。
そこを重点的にチェックしますので。

駅弁2016年11月10日

東京へ日帰り出張しました。
もちろん仕事ですが、鞄には
『トッカータ・マルチアーレ』と『 GR 』のスコアが仕込んであります。

往路では、『トッカータ・マルチアーレ』を徹底的に読みました。
が、13時30分からの会議に備え、
眠気が催したところで我慢せずに眠りました。

昼食をどうしようかと思ったのですが、
車中で食べるのだと少し時間が早いので、
東京駅か、出張先の赤坂かで摂ることに。
東京駅の食事処がよく分からなかったので、
地下鉄でとにかく赤坂に移動し、
ぶらつきながら店を決めることにしました。

東京駅も、赤坂も、人が多いのに閉口します。
京都も人が多いのには変わりありませんが、
東京では「人が湧いてくる」ような感じ。
スポッと空いている場所がない。

それでも赤坂で、カウンターの一席が奇跡的に空いているパスタ屋さんに巡り会いました。

料理が出てくるまで待たされましたけど、
美味しかったです。

会議が終わったら、脱兎の如く東京駅に向かいます。
19時発ののぞみ。
京都に帰ってから呑みに行く、ということで食べるのを我慢する手もあったのですが、
腹ペコの私は「牛タン弁当」を買いました。

新幹線に限りませんが、鉄旅の楽しみの一つが駅弁を食べること。
百花繚乱的なお弁当も悪くはないのですが、
今回食べた「牛タン弁当」のように、
味の指向性がハッキリしているほうが私は好きです。
富山の「鱒寿司」とか、鳥取の「蟹寿司」とかもその例。

「牛タン弁当」は量が少なめでしたが、
私には適量だったと思います。
そして、少なめだったけど、ゆっくり楽しみました。

駅弁のあとは『 GR 』との格闘と相成りました。

きしめん2016年11月5日

先日、名古屋に行く機会がありました。
名古屋を通ることはあっても、
名古屋が目的地となることは殆どありません。

味噌煮込みうどんや味噌カツなど、
美味しいものが沢山ある名古屋。
でもその日は、あっさりしたのが食べたいなと思い、
きしめんを食べて帰ることにしました。

会社の同僚と、
名古屋できしめんを食べるならどこが美味しいか、
あれやこれや喋ったことがあります。
みんなの経験を総合すると、結局、
新幹線ホームの立ち食いが一番だということに。

そんな訳で下り線の16号車付近のお店に入りました。
食事時でないせいか、店内はガラガラ。
店員は愛想なし。

そんなことは気になりません。
きしめんは、やっぱり美味しい。
あの平たい麺、他の土地でも食べられるのでしょうか?
私は名古屋でしか食べたことがないと思います。
あの食感が、不思議と美味しさを増すのですな。