ボウリング2012年9月17日

友達が4人集まれば
「麻雀やろか」
でも3人とか5人とかだと
「ボウリング行こか」

これが若い頃の遊びの定番でした。

高校の同期は特にボウリング好き。
部活が休みの日は自転車でボウリング場へ繰り出すのです。
高校卒業の「追い出しボウリング大会」では、
上位を狙って毎日ボウリング場に通いました。
(大学浪人が決まっていて、とにかく暇な春休みだったのです)
とことん練習しましたが、50人中の6位になるのがやっとでした。
本当に上手な奴が多かったですね。

せせらぎメンバーに、あの頃ボウリングしまくったうちの二人がいます。
コンマス・ウノ君はスコア・メイクの上手なコントロール・ボウリング。
パーカッション・カツミ君は典型的なパワー・ボウラー。
ピンが可哀相なぐらいのスピードで投げます。
一緒にボウリングをしたラストは、いつやったかなぁ~
二人とも上手やったなぁ~

※※※

先日、勤務先の局内3部合同ボウリング大会が開かれました。
なぜかボウリングがお盛んな部署で、
今回が30回目だそうです。
(歴代29人の優勝者が書かれた「チャンピオン・ベルト」なるものまであります)

若い頃、さんざんボウリングで遊んだせいか、
社会人になってからは殆んどやっていませんでした。
大体、勤務を終えてからボウリングやなんて、めんどうくさい。
俺は早く呑みに行きたいんや!

今回も不参加を表明していました。
ちょうど居残り勤務がついている日で、
断る理由も真っ当でした。
そしたら、映画好きで鉄道好きで、
おまけに左利きまで一緒のM部長がすり寄ってきて、
「一緒にレフティー・ボウリング、やろうや」
部長自ら勤務調整までしてくれて、
これでは参加しないわけにはいきません。
居残り勤務を終えたらさっと天六(天神橋筋六丁目)方面へ行って、
さっと呑めば終電には間に合うぞ、駅チカやしな、
と思っていた計画は台無しです。。。

※※※

私がボウリングをしなくなった理由には、
実は左利きであることも含まれるのです。

若い頃、ボウリング場には左利き用ボウルがありませんでした。
ですので、右利き用のボウルを無理やり投げていたのです。
長年やるうち、それを手が覚えて、慣れてしまいました。

しかし近年、数は少ないけれども、
ちゃんと左利き用ボウルが置いてあるようになりました。
それを使ってみると、
思いもしないカーブするはシュートするはでガターの嵐!
これはアカンということで右利き用ボウルに戻すのですが、
やっぱり球がコントロールできません。
手が訳の分からないことになってしまったのです。

スコアは60とか70にまで落ち込みました。
せめて100は出さんと…
すっかり面白くなくなってしまったのでした。

※※※

全くテンションのあがらない状態で迎えたボウリング大会。
練習投球してもやっぱり球の向きが読めず、
やる気のないまま左利き用の軽めのボウルを転がしてみたら、
「むむっ!」
初めて味わう感覚でした。
肩、肘、手首、指先、ボウルが一体となって、
狙ったところに転がる感じなのです。

いざ本番。
その感触は持続しました。
私はパワー・ボウリングなんてとてもできないので、
コントロール重視でじっくり転がすのですが、
ほとんど思ったところに行ってくれました。
ストライクはあまり取れませんが、
スペアは沢山取れました。

1ゲーム目186、2ゲーム目168、アベレージ170台でした。
20人中2位の成績でした。
「チャンピオン・ベルト着けんで済んで良かった~」
これ、負け惜しみじゃなく、本心です。

大会が終わったらすっと抜け出し、
やっぱり天六方面へと向かったのでした。
清々しい酒が呑めました。

でも、かつての仲間とやるとすると、
アベレージ170ではまだダメやな。
190必要やなぁ~