休憩を挟みながら2012年10月9日

演奏会が近づくと、
楽譜を必死に、しかもハイ・スピードでさらう人。
ちょくちょく見かけますわな。
試験前の一夜漬けに似た感じがしますな。

そもそも準備が遅いことが問題だと思いますが、
それでもそないに必死にハイ・ペースで稽古して大丈夫かな?
と思ったりするのです。
何か、焦る気持ちを満足させているだけで、
本当の意味での練習になっているのかな?
身についているのかな?
と心配になってくるのです。

私はプレイヤーをやめて久しいですが、
ただひたすら量をこなして満足していたのは中学時代。
同じ練習方法では通用しないことが分かった高校時代、
「量から質」への切り替えが必要でした。

ちょっと練習しては立ち止まり、
反省点がどこにあったか考え、
もう一度さらう。

ホルンの先生に習いに行っただけではなく、
高校の恩師の教えに従い、
練習の際の意識を変えて行ったのも、
自分自身の成長に繋がったように思います。

最近では指揮のための体作り、
というよりこれ以上衰えないように気をつけた運動を定期的にこなしていますが、
若い頃のように一気に体を動かすことは危険です。
なので休憩を挟みながら体を動かすのですが、
この、休憩って奴が大切だなぁと実感します。

体を休めつつ、
どこの動きが悪いか分析する、
いい時間なのです。
そして、もう一度動く。
休憩後ってのは、意外と負荷もかかる。
きっと効果も上がっているのだと思っています。