時かけ2010年3月24日

1年前だったか2年前だったか、NHKのBSで『時をかける少女』をかけていた。
原田知世さん主演の1983年の映画である。
録画しておいたのだが、なかなか観る機会がなかった。
夜勤の日以外、休肝日がなかなか作れないからだ。
そう、『時かけ』を酔った頭で観たくはないのである。

ある夜、意を決してアルコールを断った。
そして27年振りに映画初主演の原田知世さんと出会った。
『おとうと』の鶴瓶さんみたく、酔っぱらって机を引っくり返す私が言うのもおかしいが、
甘く切ない映画なのです。
そして当時のメンタリティにタイム・リープしてしまいました。

18の頃の私は、知世ちゃんと結婚すると勝手に決めていました。
彼女には女優業を続けてもらわなければならない、
だから俺は主夫になって彼女を支えよう。
掃除・洗濯・炊事、何でもござれ!
時折、地味に音楽活動できればいいや…
いやはや、チュートリアルの徳井君も真っ青な妄想ですな。

そして時は流れます。

『サマー・ウォーズ』の印象が鮮烈な細田守さん。
その細田守さんが監督した2006年のアニメ映画『時をかける少女』は、
単館系での上映だったにもかかわらず異例のロングランでした。
にもかかわらず見逃した私は、
これまたNHK-BSでかけていたのをビデオ・チェックしていて、
ある朝、時間を作って観ました。

その日の午後、仲里依紗さん主演の『時をかける少女』を観に行きました。
MOVIX京都が切ない空気で包まれたと思ったのは私だけでしょうか。

時は巡るのです。