もう一箇所2011年10月6日

平等院の参道で、抹茶を練りこんだそばを食べる。
JR宇治駅に戻っても、まだ11時30分である。
このまま真っ直ぐ帰るのはもったいない。
もう一箇所、かねてから尋ねてみたいと思っていた、
浄瑠璃寺に向かうことにした。
場所は木津川市、もうほとんど奈良県との境である。

奈良行きの快速車中でうとうと。
程なく、木津駅に到着。
大阪発加茂行きの大和路快速に乗り換え、加茂駅へ。
そこからは木津川市コミュニティ・バスで浄瑠璃寺へ向かう。

ここで面白い女の子と出会った。
女の子、と言っても、おそらく大学生である。
他の男子3人と一緒で、合わせて4人で京都に旅行に来たという風情。

まず、荷物が凄い。
まるで海外旅行に行くかのような、巨大なトランクを引きづっている。
男子との会話を聞いていると、
「何かと必要かと思って…」
おい、もっと旅がしやすいように考えろよ、
と思わず突っ込みたくなる。

そしてバスに乗車するとき。
男子3人の制止を振り切り、
何としても降車口から乗車しようとする。
「あっ!」とか何とか言って、
ようやく気づいて乗車口にまわる。

発車前、500円玉を両替しようとして、
運賃箱に入れてしまう。
運転手さんがしようがなく自分の財布から100円玉5枚を渡す。
おまえはサザエさんか!

挙句の果てには、カーブでトランクを倒してしまい、
ぶち当たった乗客のおばちゃんに平謝り。
こんだけネタ提供してくれたら、お寺のこと、書けへんやないかい!

そんなこんなで、この4人組と一緒に浄瑠璃寺に着いたのであるが、
さらに驚いたことに、
東京からやってきた女子高生集団と鉢合わせ、
静かな筈の浄瑠璃寺が、
まさかの女の園と化していたのである。

あまりのショックに、続きはまた…