大河ドラマの音楽2012年2月26日
大河ドラマのテーマ音楽、いい曲が多いですね。
大河ドラマに出演することが俳優さんにとって大きな意味があるのと同じように、
作曲家にとっても、大河ドラマを担当させていただくというのはすごく名誉なことだと思います。
『黄金の日々』や『おんな太閤記』、
近年では『龍馬伝』、
そして特別な思い入れがある『炎立つ(ほむらたつ)』。
自身のお気に入りがスラスラっと思いつきます。
大河ドラマではないけれども、『坂の上の雲』。
国難にある現状ともマッチし、
生きていく覚悟ってものを感じ取らせてくれる名曲だな、と思います。
今年の大河ドラマ『平清盛』。
兵庫県の知事が何かと文句をつけていらっしゃるようですが、
私にはそんな風には思いません。
埃っぽい映像といえば、
『龍馬伝』のほうがもっと埃っぽかったと思いますし。
で、そのテーマ音楽も、お気に入りになりました。
いきなり女声による歌が入り、
これが清盛の出生に関わるドラマの伏線ともなっている。
ピアノ独奏もすばらしい。
しかし、私たちが吹奏楽で演奏するとしたら、
一体どうすればいいんだろう?
って考えてしまって純粋に楽しめない悪い癖がありますが、
『平清盛』のテーマ音楽、
ドラマ性を感じさせてくれる秀逸な作品だとは思うのですが、
吹奏楽に編曲しての演奏は難しいだろうなぁ、
聴くだけにとどめておきたいなぁ、
そんな感想を持ちました。