12月17日(金)。
いつもの朝なら「疑似出勤」と称して一度は家を出るところですが、
前夜からの雨が少し残っていたので、
おとなしく朝イチからテレワークを始めました。
年末なので真面目にテレワークしました。
と書くと、
普段は不真面目みたいですが、
いつもよりPCの前に張り付いている時間が長かったということです。
お昼ごはんを食べに出掛ける以外は、
ほぼPCと向き合っていました。
実は午前中からおかしかったのです、腰が。
下手すると「バキバキッ」と来そうやなと思っていました。
夕方。
仕事の切りがついたので、
車を運転してスタジオに向かいました。
すると、
ものの数分でギックリ腰になってしまいました。
何とか家に引き返しました。
練習は急きょお休みさせてもらいました。
どうも済みません。
「江崎萌子 × 石上真由子 シューマン全曲演奏会」を聴きに行きました。
ピアノ:江崎萌子さん、ヴァイオリン:石上真由子さんのデュオ。
場所は二条城パガニーニ。
音楽サロンと言えばいいのでしょうか、
こじんまりした会場で、
それだけ目の前でデュオを聴かせていただきました。
私の行きつけの酒房で石上さんとご一緒したことがあります。
「ご一緒」と言っても、
呑みに行ったらカウンターでたまたま隣になっただけですが。
そこで店主からお互いを紹介されて、
音楽談義に花が咲いた(?)かも知れません。
実はよく覚えていないのです。。。
酒房(現在はお昼時のみ営業)で石上さんのコンサートがあると紹介されて、
今回初めて演奏を聴かせていただくことになりました。
最初に書いたように「シューマン全曲」。
『ピアノとヴァイオリンのためのソナタ』第1番から第3番を演奏されました。
私にとっては普段取り組んでいる吹奏楽と違ってとっても新鮮。
鍵盤楽器と弦楽器の生演奏を堪能しました。
下手な電子ピアノの音を毎日聞いていますが(自分の稽古のこと)、
軽やかで飛び回るような本物のピアノ演奏は素晴らしかった。
そしてヴァイオリン。
CDで聴くことはあっても生音を聴くことは滅多にありません。
体中の毛穴から沁み込むように聴かせていただきました。
結成からあまり時間の経っていないデュオなんだそうですが、
息もピッタリでした。
アンコールがあるかと思いきや、
翌日には「ブラームス全曲演奏会」が控えているということで、
代わりにお二人の写真撮影タイムとなりました。
電源を切っていた私の携帯電話がなかなか起動せず、
写真を撮ることが出来ませんでしたので、
代わりに二条城の夜景で締めくくります。

遂に2021年12月11日
私が勝手に「第二の故郷」と呼んでいる鳥取。
そのくせ、いつも温泉宿直行直帰してしまっている鳥取。
そんではいかん、ということで、
いつも目の前を素通りしてしまっている鳥取城跡に行ってみました。

濠に架かる橋を渡ったところにある大手門は、
数年前に再建されたそうです。
左奥の洋館は「仁風閣」という明治建築。
私が行った日は休館日で、
外観のみ見学しました。
石垣に近づいていきますと、
球状の石積みが。

「巻石垣」といって、
石垣の崩落を防ぐためのものだそうです。
石垣の上からの写真はこちら。

私は物理にも建築にも土木にも暗いですが、
球体が強そうだというのは感覚的に分かります。
トンネルが丸いのは、
いろんな方向からの力を受け止めるためだと聞いたこともありますし。
この「巻石垣」ですが、
古舘伊知郎さんが司会をする NHK の「日本の城」に関する番組で採り上げていて、
一度この眼で見てみたいと思っていたのです。
さて、最初の写真のバックは山です。
「久松山」といって、
標高250mくらいの山上に天守台の跡があります。
トレッキング・シューズを履いていましたので装備は問題ないのですが、
気になるのは「クマ目撃情報多数」の貼紙。
ビビッてしまい、
登山は諦めました。
12月10日(金)は、
フルート × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 3
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 2
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 2
そして私の計16人で合奏しました。
今回も『ロメオとジュリエット』。
一週前の練習から今回の練習までの間、
自分を缶詰めにして「モンターギュー家とキャピュレット家」は何とか読み切りました。
それから、
音型が割とパターン化している「ティボルトの死」に取り掛かりました。
が、
今回のメインであった「メヌエット」には手が届きませんでした。
合奏にはそんな私の状態が反映しています。
譜読みを焦っちゃいけないと思いつつも、
一週ごとに合奏は巡ってきます。
追い付かない。。。
プロコフィエフ作曲の『バレエ音楽「ロメオとジュリエット」』から、
数曲抜粋して練習し始めています。
中学1年で吹奏楽部に入ってから44年経ちますが
(ということは K ☆ さんと知り合ってからも44年)、
プロコフィエフとは殆ど馴染んできませんでした。
音楽の授業で『ピーターと狼』を習ったという方が多いと思います。
私もその一人なんですが、
この曲の記憶が全くと言っていい程ありません。
プロコ(マクドみたいな感じで、業界ではこう称する人が多いと思います)作品では、
『行進曲 作品99』を最もよく聴きました。
プロコフィエフは吹奏楽作品を2曲だけ書いたそうなのですが、
そのうちの一つが『行進曲 作品99』。
私が勝手にそう呼ぶ「プロコ節」が聞こえる名作です。
(他のプロコ作品をろくに知らないくせに。。。)
私に馴染みのあるプロコ作品はこの一曲だけと言ってもいいくらいでした。
が、数年前に、『ピアノ協奏曲第3番』が好きになりました。
映画『蜜蜂と遠雷』がきっかけです。
私の愛聴盤のひとつに、
指揮:小澤征爾、
管弦楽:パリ管弦楽団、
ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク
『ラヴェル&プロコフィエフ:ピアノ協奏曲』というのがあります。
トラック1~3のラヴェルのピアノ協奏曲はしょっちゅう聴くのです。
高校3年くらいからずっとです。
トラック4~6がプロコフィエフのピアノ協奏曲なのですが、
トラック4の冒頭を聴いたらそれでお終いにするばかりでした。
ですが、
先述の『蜜蜂と遠雷』に登場するプロコのピアノ・コンチェルトを聴いて、
ようやくその面白さに気付いたのです。
さて、『ロメオとジュリエット』。
吹奏楽コンクールで、
腕に覚えのある団体が演奏するのをよく耳にしましたが、
非常に現代的な響きのある箇所だったり、
超絶技巧系な箇所の印象が強く、
バレエ音楽全体をまるで知りませんでした。
練習スタートを機に、
組曲版はもちろんですが、
全曲版の CD も購入して聴いてみました。
プロコの『ロメジュリ』と言えば、
難解な作品だと思い込んでいましたが、
全くの思い込みだったことに気付かされました。
コンクールで聴く「一部分」の印象が強烈過ぎたのでしょうな。
全曲を聴けば、
とてもロマンチックな音楽だと思います。
12月3日(金)は、
フルート × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 2
ホルン × 2
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1
そして私の計17人で合奏しました。
合奏の話はちょっと置いておいて、
見納めが近づいてきている相国寺の紅葉の写真を載せます。
12月3日の朝の撮影。


昨日の時雨で濡れた葉が朝日に映えるのでは、と思い、
いつものように相国寺に行ってきました。
フォーカス2021年11月27日
11月26日(金)は、
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 2
ユーフォニアム × 1
テューバ × 2
そして私の計17人で合奏しました。
※※※
朝イチで『リスペクト』を観に行きました。
アレサ・フランクリンの伝記映画です。
ミュージシャンにまつわる映画ですぐに思い付くのといえば、
何と言っても『ボヘミアン・ラプソディ』でしょうか。
圧巻でしたな。
私としては、
クリント・イーストウッド監督の『ジャージー・ボーイズ』が大好きです。
ほかにも、
エルトン・ジョンを描いた『ロケットマン』など、
実在のミュージシャンを扱った映画は枚挙に暇がないのですが、
共通しているなぁと思うのは、
成功までの雌伏のとき、
成功後の絶頂期、
その後の転落、
そして復活という流れです。
という視点から語ると、
ジュディ・ガーランドの晩年に絞り込んだ『ジュディ 虹の彼方に』は異色作かも知れません。
「転落」に絞り込んでいると言っていいかと思うのです。
映画作りに潔さを感じた作品です。
こういう姿勢は大いに学ばなければなりません。
今日の合奏で採り上げたのは、
新譜の『ロメオとジュリエット』。
プロコフィエフ作曲の大変難しい楽譜です。
初回ということもあり、
とにかく多くの小節を経験してみようとしたのですが、
やはり漫然としてしまいました。
何を練習しようとしているのか、
私からのメッセージは伝わらなかったのではないかと思います。
どこにフォーカスするかというのは、
とても難しいです。
定点観測2021年11月26日

ほぼ毎日観察し続けている相国寺の紅葉。
11月25日の朝です。
かなり朱色寄りのグラデーションになってきました。
最近やたらと「スピード感」という言葉を耳にします。
「スピード感をもって政策を実行」だとか、
「社の方針をスピード感をもって決定」だとか、
何だか聞こえはいいですな。
私自身どうかというと、
日課に関しては「スピード感をもって実行」するのを旨としています。
指揮の基本練習にしても、
ピアノの音階練習にしても、
忙しくて今日は出来なかったという言い訳を自分に対してしたくないので。
お手洗いに行ったり、
着替えたりという、
朝起きてすぐのルーティーンを済ませた上での日課ではありますが、
寝坊してしまって家を出るまでの時間が足りないというときは、
服を着ていようがいまいが、
お腹が痛かろうがどうしようが、
とにかくタクトを握ることにしています。
腕・肩のストレッチをプラスしても15分もかからないので、
とにかく振り始めます。
という感じの「スピード感」は心掛けるのですが、
政治や企業の方針決定に「スピード感」と聞くと、
耳に心地よいものの、
本当に大丈夫か?
「拙速」に陥ってないか?
と心配になります。
これまた私自身、
仕事に関してですが、
その日一日で終わる仕事の場合、
物凄い集中力で早く終わらせようとすることが多いです。
一刻も早く仕事を終わらせ呑みに行くぞ、
という体内時計が未だに動いているからです。
(呑みに行く店もない状態なのですが。。。)
が、長いスパンで取り組まなければならない仕事の場合、
「スピード感」をもって取り組むと、
独りよがりに陥ったり、
何度も何度もやり直しが発生したりと、
何かとうまくいかないことが多いんですな。
こういうときは「拙速にならないよう」心掛けます。
今の世の中、
何でもかんでも「スピード感」優先になっていないか、
心配です。
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