CDを聴く2010年4月14日

指揮者をしてると、
よく音楽を聴くと思われるかもしれませんが、
意外とそうでもありません。
むしろ聴かないほうでしょう。
というのは、他の人の演奏を聴いてしまうと、
いつの間にかそれに引きづられてしまい、
オリジナリティを失う恐れがあるから…

というのは、表向きの理由。
本当のところは、聴く機会があまりないのです。

生演奏は、忙しくてなかなか聴きに行けません。
(呑みに行くので忙しいのも含む)

家でCDを聴くのも、なかなか大変。
20年くらい前に買ったコンポは、ほぼ壊滅。
小さなCDラジカセも壊れています。
(ラジカセって、死語?)
ハードディスクレコーダーを起動させてテレビで聴くという手もありますが、
しばしば起動に失敗し、嫌気が差します。
(初期の奴で、結構言うことを聞きません)
パソコンで聴くのも億劫。

こんなことではいけないと、
卓上のCDプレーヤーを2月に買いました。
WOOD CONEって奴で、かなりいい音です。

ざっと数えたところ、
私の蔵するCDは600枚あります。
これが多いのか、妥当なのか、少ないのか、私には分かりませんが、
選り好みせず、とにかく並んでいる順番で、
全部聴いてみることにしました。
楽譜を読んでいる時にはさすがに聴けませんが、
呑んでいても、読書していても、運動していても、
おかまいなしにかけることにしています。

いろいろ聴いてきた中で、
レスピーギの『ローマの噴水』が面白いな、と思いました。
あくまでも明るい、っていう感じがして、
とてもハッピーでした。

んなこと言いながら、
やっぱり坂本冬美さんの『また君に恋してる』を聴いてます、
順番からはずれて。